「アジアでは絶対に負けたくない」…五輪最終予選に闘志燃やすU-22代表FW久保
ゲキサカ / 2015年12月28日 11時0分
FW久保裕也は、リオ五輪出場を目指すU-22日本代表のエース候補である。
高校3年にして京都サンガF.C.のトップチームに帯同した2011年には、リーグ戦30試合に出場して10得点。天皇杯準決勝と決勝の大舞台でゴールを決めるなど大物ぶりを遺憾なく発揮し、2012年には現役高校生としてA代表に選出されるなど脚光を浴びた。
翌2013年に飛び込んだスイス・スーパーリーグでは名門ヤングボーイズのアタッカーとして結果を残し、1年目から34試合7得点と活躍。「注目の若手」としてFIFA公式HPで紹介されるなど、その存在は世界に知られるところとなった。
スイスに渡って3年目のシーズンを戦う彼は、今、目の前にある大きな目標を見据えている。来年に控えたリオ五輪に出場し、結果を残すこと――。間もなく幕を開けるアジア最終予選を前に、その思いを語った。
チームが一つになれば
必ず予選を突破できる
――来年1月から、リオ五輪アジア予選となるAFC U-23選手権が始まります。まずは、リオ五輪に対する思いから聞かせてください。
「僕だけじゃなく、同じ世代の誰もが出場したいと思っている大会ですよね。予選に関して言えば、アジアでは絶対に負けたくない。U-20W杯予選(AFC U-19選手権2012)で準々決勝敗退という悔しい思いをしているので、あの二の舞いだけは絶対に避けたい」
――久保選手にとって五輪は、どんな大会でしょうか?
「今はもう、そのことしか考えていません。僕にとっては、目の前にあることが一番大事。だから、今の自分にとって最も大きな目標です。チームには昔から知っているメンバーもいるし、そういう選手たちと一緒に戦う楽しさもある。やり甲斐は大きいですね」
――U-20W杯出場を逃した悔しさは、その後の自分にどう活かされていると思いますか?
「もちろん、あの大会で味わった悔しさがすべてではないですけど、もっと成長したいと強く思ったことは間違いありません。海外でプレーしたいと思うきっかけにもなったので、結果的には、あの悔しさがプラスに働いていると思います」
――その当時の自分の“立ち位置”、アジアにおける日本の現状を知る大会となったわけですか。
「そうですね。あの頃は、当然のようにアジア予選を突破して、本大会に出場できると思っていました。だからこそ、結果を受けて『甘くない』と改めて認識した気がします」
この記事に関連するニュース
-
一発退場で窮地に…「申し訳ない」 猛省後に「僕にはサッカーしかない」と再起、掴んだ五輪舞台
FOOTBALL ZONE / 2024年7月21日 18時30分
-
“マイアミの奇跡”の裏側「誰も喜んでいなかった」 記憶に残る大会敗退後の食事会の光景【前園真聖コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月21日 7時10分
-
挫折からパリ五輪のシンデレラボーイへ 久保&松木が選外…“託された”トップ下での挑戦権【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月6日 8時10分
-
「正直入れないかと」パリ五輪メンバー佐藤恵允の紆余曲折…大学生で初招集、常連組への道のり、最終予選で苦戦もパリへ「全試合全力で」
ゲキサカ / 2024年7月5日 10時23分
-
「厳しいという世間からの声もあった」 パリ五輪代表FWが本大会で誓う“反骨精神”
FOOTBALL ZONE / 2024年7月3日 20時43分
ランキング
-
1なでしこジャパン、フランス国内の移動手段急きょ変更、高速列車→バス 路線網へ破壊行為の影響受ける
スポニチアネックス / 2024年7月26日 21時1分
-
2兄弟揃って大谷翔平の“餌食”…偶然にしては出来すぎ? 31号で判明した珍事実
Full-Count / 2024年7月26日 15時46分
-
3東京五輪での不正を否定「ドローン映像は見ていない」 スパイ行為で揺れるカナダ元GK「勘違いしないで」
THE ANSWER / 2024年7月26日 22時35分
-
4なでしこ清水梨紗がチーム離脱「凄く悔しいですが…気持ちは一緒に戦い続けたい」初戦で右膝負傷 正式発表
スポニチアネックス / 2024年7月27日 0時10分
-
5馬をムチで虐待、英スター選手が五輪辞退も広がる波紋 「腹が立つ」「初めてじゃない」怒りの声
THE ANSWER / 2024年7月25日 8時43分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)