[新人戦]埼玉を代表するエース、昌平MF松本泰志がファインショット含む2発!
ゲキサカ / 2016年2月8日 7時36分
[2.7 埼玉県高校新人大会準々決勝 市立浦和高 0-3 昌平高 西武台高第2G]
埼玉を代表するエースが結果を残した。昌平高は前半29分にPKのチャンスを得ると、10番MF松本泰志(2年)が右足シュートをゴール右隅へ沈めて先制。さらに32分には松本が圧巻のプレーで会場を沸かせる。左サイドでボールを持った松本は「自分の得意なコース。2人くらいかわせばいける」とキックフェイントを交えた突破でDF2人をかわしてファーサイドのゴールネットへファインショットを突き刺した。
このあと3点目を奪うチャンスを逸したものの、1回戦のハットトリックに続く2ゴールの活躍。「自分がエースという自覚をもってやりたいし、その中でゲームの組み立てもできるようにしたい」というMFは、相手の厳しいプレスの中でもボールの収まりどころとなり、周囲との連係で決定機を演出。またこの日はややミスもあったが、ミドルレンジのパスをオープンスペースへ何度も通すなど攻撃の軸となっていた。
1年時に主力のひとりとして高校選手権初出場に貢献した松本は昨年、プリンスリーグ関東でチームトップの5得点。だがケガもあって満足のいくシーズンにはならなかった。チームとしてもあと一歩のところで苦敗の連続。もっと自分が大事な試合で結果を残さなければならない。その中でエースが藤島崇之監督から指摘されてきたのはシュート精度の部分。「もっと高いレベルでも通用するように」意識してきたことが今、少しずつ結果として表れている。
「将来的にも通用するようにこの1年で個の能力を高めていって、しっかりチームに貢献できる選手になっていきたい。プロだったり、大学だったり強いところにいきたいし、(上のステージで)通用するようにこの一年で磨いていきたい」。昨年から10番を背負うMFは強豪との試合でも違いを示すだけの実力を身に着けている。「去年に関してはかなり重圧があったんですけど、今年は気持ちよく出来ていると思います」というエースが、今後も期待通りの活躍で昌平に白星をもたらす。
(取材・文 吉田太郎)
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