いわきFCが22人で始動!!多彩な経歴…平均年齢は21.2歳
ゲキサカ / 2016年2月10日 14時18分
将来的なJリーグ参入を目指し、福島県社会人2部リーグからスタートを切るいわきFCが9日、いわき市内で新入団選手発表会見を行った。選手選考会として開催された1月23日の「第1回コンバイン」を通過した14選手を含め、全22選手で始動した。
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今年度の全国高校選手権に出場したFW吉田知樹(18=明秀日立高3年)、U-18日本代表候補歴のあるDF高野次郎(22=日本体育大4年)、昨年までポーランドのBKSスパルタ・ブロドニカでプレーしていたFW宮崎崚平(20)、コンサドーレ札幌U-18時代にプリンスリーグ北海道でMVP&得点王に輝いた経歴を持つMF菅原康介(23)など、選手の経歴も多彩。大倉智社長はチームスローガンが「WALK TO THE DREAM」に決定したことを発表し、「この22名、そして監督とともに夢に向かって走っていきたい」と抱負を述べた。
22人の平均年齢は21.2歳。いわき市出身の4人を含め、福島県出身の選手は6人を数える。福島県出身で中高時代はJFAアカデミー福島でプレーしたMF下重優貴(22=青山学院大4年)は「入団することができてホッとしているけど、これからが大事。いわきFCを盛り上げて、プレーでも人間としても福島に恩返ししたい」と力説。背番号も10に決まり、「サッカーではエースナンバーだし、重要な番号。それに見合うプレー、振る舞いを見せていきたい」と表情を引き締めた。
福島県いわき市出身のDF中野一希(21=いわき明星大3年)とFW向山風也(23)は前身のいわきFCからそのまま在籍する形となった。「自分が入ったいわきFCがこんなビッグクラブになるとは思っていなかった。いわきからプロチームができることが夢だったし、それに一番近い道だと思う」と興奮気味に語る中野は、昨年までいわきFCでプレーしていた元チームメイトからも「いわきFCの代表としてがんばれ」と激励されたという。
埼玉県出身で静岡産業大卒業後、ラトビア1部のBFCダウガフピルスでプレーしたMF山崎大成(20)は帰国後、埼玉県内の高校で非常勤講師として勤務しながらサッカー部の顧問も務めている。3月までは非常勤講師としての仕事も続けるが、いわきFCに加入することはこの日まで生徒にも黙っていたそうで、「申し訳ない気持ちもある」と率直に語った。あらためて自分自身の夢に向かって突き進むことを決意したチーム最年長の24歳。「気持ちではだれにも負けないと思っている。気持ちでみんなを引っ張っていきたい」と意気込んだ。
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