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「終わっちゃうかもな」からの逆襲…一歩ずつ階段上がる川崎F奈良

ゲキサカ / 2016年4月15日 17時53分

――奈良選手自身の初戦となったグループリーグ第2戦タイ戦では硬さもあったように感じました。
「代表の試合ではどの試合も緊張するし、あの試合も緊張していましたね。1年間ほとんど試合に出てこなかったし、オフには川崎への移籍が決まったこともあり、注意力が散漫になっていて、あの試合だけにフォーカスすることが難しかったように感じます。でも今は川崎で試合に出て課題に取り組めて、このチームの一員だという自覚も持てるし、その中でチームメイト、(風間八宏)監督やスタッフとも良い関係を築けている。そういう中で試合に臨めているので、心の状態は全然違うと思います」

――今回の予選中には「一体感」という言葉を多く聞きましたが、どのようなときにそれを感じましたか。
「ゴールしたときや勝利したとき、試合に出ている選手は当然喜びを爆発させますが、ベンチメンバーも本気で日本の得点を、日本の勝利を喜んでいました。もっと若かった頃は、『自分が試合に出ていれば』という思いがあり、その雰囲気がチームに伝わってしまう選手もいると思います。でも、今回の予選では一切そういうことがなかった。だから、団結する素晴らしさや大切さ、皆が同じ方向を向くことで生まれる大きな力をすごく感じることができたし、今回の予選ほどチームの一体感がこんなにも試合に影響するのかと感じたことはなかった。どのチームも団結しているだろうし、一体感もあると思っていましたが、今回の予選でその言葉の本当の意味を感じられたと思っています」

――現在、履いているティエンポの履き心地はいかがでしょうか。
「僕は結構フィットしていると率直に思っています。新しいスパイクを初めて履いたときには、大体『ここがちょっと』というのがあるのですが、このスパイクはそういうのもなかった。ディフェンスでは一瞬の対応や細かいズレもプレーに影響してきますが、しっかりフィットしているから中でズレないし、踏ん張りも効くのでスパイクが自分のプレーを助けてくれています。白色はシンプルですが、基本的にどんな色にでも合うので格好いいですよね」

――川崎Fに新天地を求め、夏にはリオ五輪が開催されることもあり、大事な一年になると思います。
「当然、五輪のメンバーに入りたい気持ちはありますが、そのためにはクラブで継続的に試合に出て良いパフォーマンスをしないと、そこには辿り着けません。僕は『当確』の選手とは思っていないので。五輪で目標を達成するには、五輪に出場しないといけない。五輪に出場するには、メンバーに選ばれないといけない。メンバーに選ばれるには、クラブで良いパフォーマンスを見せないといけない。段階を考えると、やっぱりクラブで結果を残すことが何よりも大事。五輪のことを考えるのは、その後だと思っています」

(取材・文 折戸岳彦)
●リオデジャネイロ五輪特集

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