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プレミアリーグ開幕直前!東福岡・森重監督「プレミアリーグがあったからこそ」全国2冠チームが身につけた守備意識

ゲキサカ / 2016年4月6日 12時49分

プレミアリーグ開幕直前!東福岡・森重監督「プレミアリーグがあったからこそ」全国2冠チームが身につけた守備意識

 4月9日、高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯U-18サッカーリーグ2016プレミアリーグが開幕する。高体連、Jリーグクラブユースの計20チームが参加するプレミアリーグは、各10チームのプレミアリーグEASTとプレミアリーグWESTに分かれて4月から12月までホームアンドアウェー方式のリーグ戦で優勝を争い、各優勝チームが12月にリーグ戦日本一を懸けてチャンピオンシップを戦う。

 11年のスタートから6年目のシーズンへ突入するプレミアリーグ。昨年度、全国高校総体と全国高校選手権で全国2冠を達成した東福岡高(福岡)は11年のプレミアリーグ開幕時からの「オリジナル」メンバーで、13年、15年のプレミアリーグWESTで2位に入っている強豪だ。プレミアリーグを戦いながら年々地力を高め、昨年度(15年4月~16年3月)には総体の県、九州、全国大会、選手権の県、全国大会、そして新人戦の県、九州大会とタイトルを総ナメにした。その東福岡を率いる森重潤也監督にプレミアリーグの意義、そして今季の目標などを聞いた。

―昨年は全国2冠という偉業を成し遂げられました。チームはプレミアリーグを戦いながら成長した1年でもあったと思います。
「去年初戦でボロボロにさせられて(セレッソ大阪U-18に1-6で敗戦)、でも本当にボクらはセレッソさんに感謝の気持ちしかないですよ。あれが0-1だとか、『もうちょっと運があれば勝てたよね』というゲームだったならば、あれほど守備に対して緊張感のあるチームに仕上がっていくことはなかったと思います。今までは攻撃の練習にウェイトを置いていたのが、守備にウェイトを置いて1点取って何とか、少なくとも2点取って守り切れるくらいにという守備を意識しました。だからこそ、久我山と戦った選手権の決勝でも、星稜との準決勝でも、あるいは市船戦でも守備に対するストレスはなかったと思います。『こんなに守備をしなくてはいけないの?』ではなく、それが当然になっていましたから。守備の重要性を分からせることができたのは、プレミアリーグの戦いがあったからこそだと思います」

―短期集中型のトーナメント戦と違い、1年間継続して力を発揮することを要求されるプレミアリーグはより難しい大会という印象です。
「難しいですね。昨年に関しては毎熊(晟矢、高校総体優秀選手)というFWをずっと先発で使っていて、後半途中から餅山(大輝、高校選手権得点ランキング2位)を投入するという、チーム力を落とさずに戦うプランができていた。でも高校総体の決勝で毎熊が怪我をして餅山を先発に回しました。でもその次の選手がなかなか定まりませんでした。先発した餅山が疲れてしまうと、交代出場した次の選手がなかなかそのレベルを維持できずにゲームの途中に締まらなくなってしまうことがありました。グランパス戦で3点リードをひっくり返されたとか、サンガ戦で5点入れながら残り10分で3点取られて、4点、5点取られてしまうんじゃないかという展開になったり、1年間チーム力を落とさず、維持することは難しいです」

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