1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

キリン杯日程発表、ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2016年4月13日 21時54分

―新しい選手を呼ぶための選考基準は?
「資格があるかどうか、それだけだ。みなさんが想像できないほど私たちはディスカッションを重ねて、霜田にはいつも電話をしてくれと言っている。国内組に関して特にディスカッションしている。霜田がACLのG大阪戦を見に行って、そのレポートが手元に来たが、パフォーマンスが一定に達していない選手がいるという報告だった。それを見た瞬間に霜田に電話してくれと言った。このようにプレーするならA代表には呼べないと。若い選手にも、経験ある選手にも、すべての選手に大きな信頼を抱いている。しかしながらトライも続けている。資格がなければA代表には呼ばない。

 例えば、大久保にも資格があると思う。私は年齢を考慮もしているが、34歳でありながら得点王を取り続けている。彼はA代表にも貢献してくれているし、リーグ戦にも貢献している。そして、大久保以外の若い選手にもトライしたいと私は思っている。私がチャンスを与えて、全員がそれを有効に活用したかは別の話だ。何人かの選手にはチャンスを与えたが、資格のなかった選手もいた。常に全選手を追跡して、いかなるときもチャンスを与えたいと思っている。今は日本サッカーに対して知識が増え、より深く、より正確な情報を伝えている。日本のフットボールに何が必要か完璧に把握している。

 海外組もそうだ。経験ある選手、リーダーの選手とダイレクトに具体的に話している。本田、香川、岡崎、長友であろうが、資格がなければA代表には呼ばないとハッキリ言った。彼らが中心となって見せないといけない。前回の代表戦で香川が何を見せたか。彼ともたくさんの話をした。そうすることによって我々の関係は強くなる。全選手がこうした信頼関係を築く協力をしてほしい。

 日本人のキャラクターを変えたいとも思っている。何人かの選手はもっとキャラクターを発展させてほしい。柴崎岳とも話をした。彼ともコンタクトを常に取っているし、いろいろな話をした。こないだは柴崎岳を見るためだけにカシマに行った。新しい(柴崎)岳を発見できた。しかも頭で得点した。前回、いつ彼が頭で得点したか分からないが、ヘディングで決めたのは驚きだった。そうすることで岳は私にとってあらためて興味深い選手になった。

 全選手に言えるが、(日本人選手は)いい人ばかりだ。しかし、グラウンドではサムライブルーが見たい。サムライは戦う人間だ。個人心理、集団心理を使って、時にはわざとこうやって刺激しないといけない。何人かはそういったことがまだ習慣化されていない。選手が大好きなので、あえてそういうことをする。私の愛情には厳しいことも含まれている。個人も組織も高めるために、あえて厳しく接している。

 何人か例を挙げたが、他の選手もそうだ。柏木陽介だが、日本代表が始まって以来、初めて選手から直接電話が来て、代表監督のオフィスにあえて彼から来ることになった。これもエボリューション(進化)だ。私は常に代表監督室にいるし、選手にも『ドアはいつもオープンにしてある』と言っている。そういったことも(代表チームが)発展していっている証拠だ。試合でなくても、これも仕事だ。私は何をすればいいか把握している。それが成功するかは分からない。フットボールの真実を言えば、それは結果だけだ。結果を得るには準備をしないといけない。スタッフ全員が止まらず、仕事をしている」

(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください