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警戒していた横浜FMのCKから3失点…柏DF鎌田「もったいない試合」

ゲキサカ / 2016年5月30日 9時22分

[5.29 J1第1ステージ第14節 横浜FM3-0柏 日産ス]

 警戒していたはずの横浜F・マリノスが得意とするセットプレーからの3発に沈んだ。MF中村俊輔のCKからDF中澤佑二のヘディングで先制点を献上。MF齋藤学とMFパク・ジョンスのゴールもCKの流れの中からの失点だった。

「セットプレーは気をつけようとすごい言っていたんですけど、それで3つ取られてしまったんで……。マリノスからしたら効率よく勝った試合でしたし、うちはもったいない試合です」。柏レイソルのDF鎌田次郎は2試合ぶりの黒星を悔やんだ。

 横浜FMのサイド攻撃は鎌田とDF輪湖直樹が抑え、クロスを上げられても中央でDF中谷進之介やDF中山雄太が体を張ってゴールを許さなかった。流れの中からは崩されたシーンはほどんどなかったが「0-3の完敗です」と内容以上に開いてしまった点差を受け入れていた。

 この試合、最初にスタジアムを湧かせたのは鎌田だった。0-0の前半15分、敵陣でボールを持った鎌田は、25m超の位置から右足を振り抜いた。シュートはゴールポストを直撃。弾かれたボールは横っ飛びしていたGK榎本哲也の背中に当たり、ゴールの方向に向かうこぼれ球となったが、ゴールラインは割らずDF中澤佑二にクリアされてしまった。「入ったと思った」と下平隆宏監督も思わずうなった。

「入るときはGKに当たって入ったりするんですけど、入らなかったり運のところもある。運をつかむというところに関しては、どれだけこの試合に思い入れがあったのかとか、数ミリ、数センチのところを引き寄せる何かを普段から出していないと引き寄せられない。つねに細かいところにこだわってやっていくことが、得点が入ること、運を引き寄せることにつながっていると思っている」。指揮官は惜しかったではなく、普段からのトレーニングが運を引き寄せる要素になることを強調していた。

(取材・文 奥山典幸)
●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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