[総体]全国V候補の一角・桐光学園を県2部の横浜創英が撃破!3年ぶりの全国へ!:神奈川
ゲキサカ / 2016年6月18日 23時28分
[6.18 総体神奈川県予選準決勝 桐光学園高 1-2 横浜創英高 等々力]
平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)への出場2枠を懸けた神奈川県予選準決勝が18日に行われ、横浜創英高が2連覇を狙った桐光学園高に2-1で逆転勝ち。3年ぶり2回目となる全国総体出場を決めた。横浜創英は19日の決勝で慶應義塾高と戦う。
プリンスリーグ関東に所属する桐光学園はJ数クラブが注目する左SBタビナス・ジェファーソン主将(3年)、10番MF鳥海芳樹(3年)という日本高校選抜コンビに加え、年代別日本代表候補歴を持つMF田中雄大(2年)やMF西川公基(3年)といったタレントも擁し、全国でも十分に優勝争いに加わることができるほどの戦力。その強豪を神奈川県2部リーグに所属する横浜創英が撃破した。前線で存在感溢れるプレーを見せたFW伊藤綾麻(3年)は「ボクたちチャレンジャーなんで。失うものは何もないんで、負けたら負けたで夏休みめっちゃ頑張って選手権狙えばいいだけだったんで、ここは全部出しきるつもりで試合に臨みました」。日本一を狙う桐光学園に負けない思いを持って戦った横浜創英は宮澤崇史監督が「10m、20mのパスをしっかり通すことをやっている」と説明する本来のサッカーを発揮できた訳ではないが、それでも昨年からの主力9人を残すチームはCB市原亮太主将(3年)が「(自分たちが試合に出してもらえていた一方で)一個上の先輩出れていなかった。この代で結果出さなきゃと話していた」と言う通りに結果を残した。
11年全国総体優勝の桐蔭学園高や自力ある逗子開成高を破って勝ち上がってきた横浜創英の前評判も確かに高かった。だが、試合が始まると、市原が「(組み合わせが決まった時点から)桐光に勝てる練習をと言われてプレスをかわす練習をしてきた。ビビらずにやろうと思っていたんですけどプレスが速くて難しかった」と振り返ったように、経験したことがないような厳しいプレスに押し込まれてしまう。4分には右FKからタビナスにポスト直撃のヘディングシュートを打たれ、その後も連動したプレスからいい形でボールを奪う桐光学園の鋭い攻撃にPAを脅かされた。そして21分、自陣からポゼッションしようとした横浜創英は相手のプレスに完全にハメられると、DFがGKへ戻したバックパスの呼吸が合わずオウンゴールに。格上との戦いでリードを奪われる厳しい展開となってしまった。
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