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[総体]全国V候補の一角・桐光学園を県2部の横浜創英が撃破!3年ぶりの全国へ!:神奈川

ゲキサカ / 2016年6月18日 23時28分

 先制した桐光学園はスキル、読みのいいディフェンスでも違いを見せていた鳥海と田中がボールを前進させ、前半アディショナルタイムの41分にはカウンターから最前線まで走り切った右SB淡路昂宏(3年)の右足シュートがゴール左ポストをかすめる。守備でもほぼ隙のない戦いを見せ、横浜創英は劣勢を強いられていた。それでも横浜創英の宮澤監督は「関東大会予選で自分たちのスタイル貫き通して決定戦落とした経験が活きた。スタイル崩してでも勝ちを取りに行く。関東予選の反省を必ず活かしていかないといけないと思っていた」。関東大会予選準決勝(代表決定戦、対慶應義塾高戦)で自分たちのサッカーを貫いた結果、仕掛けのパスを何度も奪われて敗れている横浜創英は前半途中からリスクを回避しながらシンプルにボールを動かすことを選択する。本意ではなかったかもしれないが、勝つために続けた攻撃が実ったのは43分。PAでDFを背負ってボールを受けたFW木澤海智(2年)がPKを獲得する。これを市原が右足でゴール右隅へ流し込んで同点に追いついた。

 桐光学園は後半1分、MF佐藤太一(3年)の素晴らしい中央突破、スルーパスから鳥海が1タッチでゴールへ押しこんだが、オフサイドの判定。一方の横浜創英は前半から最前線で存在感を放っていたFW伊藤の危険度が増す。「監督から『オマエは体張って自分のフィジカル活かせ』と言われていた。来たボールをとにかく収めて、味方の上がりを待って、丁寧に使って、裏走って。自分、フィジカル強みとしているのでそれを活かしました」という伊藤はDFを背負いながらも泥臭くボールを収め、強引な仕掛けで最終ラインを突破するシーンも。後半3分にはDFを抜き去ってPAへ潜り込んだが、これはGK茂木秀(3年)がストップする。だが流れは横浜創英。9分には中央右寄りの位置から左SB福田崚太(3年)が蹴りこんだ右足FKがゴール前の混戦を抜けて左ポストを直撃する。そして12分には右サイドから攻めると、こぼれ球を拾ったMF稲積真樹(3年)がPAでファウルを受けて再びPKを獲得した。

 市原が右足で狙ったPKはGK茂木がビッグセーブ。絶好の勝ち越しチャンスを逃した横浜創英だったが、すぐに2点目を奪い取る。15分、相手のカウンター攻撃を阻止した福田が敵陣中央付近でFKを獲得。6分前のシーンと同じく、両校選手が密集するゴール方向へ向けて背番号3が右足を振りぬくと、今度は伊藤らが飛び込んだ先を抜けたボールがそのままゴール左隅へ吸い込まれた。「彼は頭がいいので、計算して蹴っていると思う」と宮澤監督も賞賛した福田の千金弾によって横浜創英が逆転に成功した。

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