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“どうなるんだろう”からの復活…リオ五輪代表DF室屋、見せ場は1対1「ガツンと行く」

ゲキサカ / 2016年7月8日 11時30分

――アフリカ勢と対戦した印象は。
「アフリカの選手と対戦したのは僕自身初めてかもしれませんが、本当に体が強いと感じました。日本人選手相手にプレーしている感覚で当たりに行ったら、日本人だったら倒れるところでビクともしない。3回くらい本気で奪いにいったけれどまったく動じなかったし、体が強いからボールに当たる前に弾かれる感覚で、そういうところは違うなと感じました。相手は長距離移動もあり本調子ではなかったと思いますが、それでもフィジカルコンタクトの強さを感じたし、コンディションが良かったらどうなるんだろうと思いました」

――本大会の相手も手強いと思いますが、南アフリカ戦の経験を生かすことはできそうですか。
「本大会では南アフリカよりも、レベルの高い選手がいると思いますが、サイドでの1対1が重要になると感じています。世界大会ではクロスからの得点が大きな割合を占めてくるだろうし、ゴール前には長身の相手選手が多くなると思うので、サイドでどれだけクロスを上げさせない守備ができるかが大事。そこで、相手を止めることができれば評価されると思うし、サイドを突破されてクロスを上げられたら「やっぱり世界相手ではダメか」と思われてしまうので、そこが自分の一番の見せどころだと感じます」

――相手選手との距離を詰めてボールを奪い取るプレーは、室屋選手の特長の一つだと思います。
「相手によってプレーの選択は変わりますが、やはり自分は距離をどんどん詰めて1対1の形に持っていくのが得意だと思う。自分の距離感で1対1をしたら、敵わないと思ったことはないし、やられることもあまりないと思っていますが、それが世界相手になるとどうなるか。まだ出会ったことのないスピードやパワーを持つ選手と対戦したときに自分がどういうプレーをできるか、それはすごく楽しみですね」

――前に距離を詰めることで、裏にはスペースが生まれますが、怖さはありませんか。
「足下がうまい選手なら距離を詰めて嫌がるようにしますが、めっちゃ足が速い選手なら距離をとることもあります。試合状況によって守り方は変わるけれど、スピードのある選手に対して最初は裏をケアして距離をとり、足下に出させたところで、どれだけ寄せられるかが自分の中ではすごく大事なポイントだと思っています。それと、心理戦みたいなところがあって、試合開始から1発目の1対1はめっちゃ距離を詰めて、強く当たるようにしている。そこで相手が嫌がったりしたら、心理的に優位に立てる感じがしますからね」

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