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“どうなるんだろう”からの復活…リオ五輪代表DF室屋、見せ場は1対1「ガツンと行く」

ゲキサカ / 2016年7月8日 11時30分

――不安もある中、どうやって乗り越えてきたのでしょう。
「不安もあったけれど、『絶対に戻ってくる』という自信もありました。入院していたときはリハビリもできないので落ち込むこともあったけれど、クラブに戻ってからはリハビリしながら、気持ちを上げていくことができた。その間も代表の活動はあったので、気にしないようにしても気にしてしまう自分がいたり、焦りもあったかもしれません。でも、やっぱり五輪という目標があったのが、大きかったと思う。活動に参加したい気持ちが強かったので悔しさもあったけれど、最終的な目標があったからリハビリも頑張れたし、不安というよりは絶対に間に合わせたろうという気持ちを強く持てました」

――見事に復活を果たして五輪メンバーに選出されましたが、プレッシャーは感じませんか。
「それは最終予選のときも感じたし、それこそ連続出場というプレッシャーがのしかかっていましたが、そのときの緊張感というのが気持ち良かったんですよ。そういう緊張感の中でプレーできるのは限られた選手だけだし、そういう中でサッカーができるのはすごく幸せなことです。試合に勝てば、たくさんの人が祝福してくれるし、皆が喜んでいる姿を見たら、『俺、結構すごいことしたのかな』と思えたし充実感もあった。その期待に応え続けたい気持ちが本当に強くなったので、本大会でも期待に応えたいですね」

――マーキュリアルの新作となる『マーキュリアル スーパーフライ V』を履いてリオ五輪本大会に臨むことになりますが、履き心地を教えて下さい。
「僕は軽さとフィット感を重要視しているのですが、マーキュリアルはすごく軽くてフィット感も良いので、他のスパイクは履けないと思うくらいです。走りやすいというのが、このスパイクの一番の特長だと思いますが、実際に他のスパイクよりも断然走りやすく感じます。ポイントが歯形ということで、クイックの部分や切り返しの部分でも動きやすく、次の動きに移った際にスピードが出るというのはこのスパイクならではのものだと思います。僕は明るい色が好きだし、赤は格好良くて目立つので、五輪のピッチでも目立ちたいですね」

――新スパイクを履き、世界にどういう部分をアピールしていきたいですか。
「SBは1対1が評価されるポジションなので、世界のトップレベルの選手相手に1対1の守備でどれくらい戦えるかというのをアピールしたい。SBで一番大事なのは守備。守備でどれだけ相手を抑えられるか、それにプラスアルファで攻撃だと考えているので、まずは守備で海外の選手を止められるようにしたいです。その中で攻撃参加も自分のストロングポイントだと思っているので、攻守両面で負けないところを見せられればと思っています」

――最後に五輪への意気込みをお願いします。
「テグさんがメダルを取ると言っているように、僕たちも一緒になってメダル獲得のために戦っていきます。僕たちはチャレンジャーという立場ですが、波に乗ればすごいところまで行けるんじゃないかと思っています。あとはケガをしたときにたくさんの人が支えてくれたおかげで、ここに間に合うことができたので、しっかりプレーする姿を見せて恩返ししたいです」

(取材・文 折戸岳彦)

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