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[特別対談]世界に挑む者へ…川口能活×中村航輔「世界にインパクトを与える」

ゲキサカ / 2016年7月22日 12時0分

世界に実力を示してほしい(川口)
決定機阻止が最大の仕事(中村)

――サッカー選手として、4年に一度の世界大会をどういう位置付けとして考えていましたか。

川口「僕はとにかく国際大会に出たいと思っていたし、世界を相手に戦いたいという気持ちがすごく強かった。もちろん本大会で、日本はこれだけやれるんだということを示したい気持ちもあったけど、まだ若かったので野心も強かった。チームが勝つことと同時に自分をアピールしたいと。でもGKは1人でアピールできるものではないので、ディフェンダーと連係しながら、その中で自分をうまく引き出してアピールしようという気持ちを持って本大会に臨みましたね」

中村「本大会を経験した選手からは、人生を大きく左右する大会と聞くこともあります。でも僕はまだ出場していないし、どういう大会かも分からないので、まずはそれを自分自身で感じたいですね」

川口「本大会を経験して、A代表に選ばれて、そこからA代表でも経験を積むというキャリアを歩めたけど、本大会に出場していなかったら、そういうサッカー人生ではなかったかもしれない。ブラジルを倒したことが、その後の人生に影響を与えただろうし、結果的に本大会を経験したことが大きな財産になったと思う」

――世界大会に挑むにあたって、GKとしてどのような準備が必要でしょう?

川口「当たり前のことだけど、まずは自分のコンディションを整え、精神的にも肉体的にも良い状態に持っていく。今までトレーニングでやってきたことを発揮できるかどうかは、本人の心構え次第だと思うけど、航輔は問題ないでしょ? 実際に福岡を昇格させたことが実力を物語っているから。もちろんチームメイトの助けがあって昇格できたと思うけど、航輔がチームに影響を与えたのは間違いないはずです。シュートをセーブするだけがGKの仕事ではなく、セーブにプラスしてチームに与える影響力というものはGKには絶対に必要な条件だと思う」

中村「元々、自分のプレーには自信があったし、通用すると信じていましたが、やっぱり目に見える結果が出ると自信が深まるだけでなく、まだまだやれるぞという向上心を持てるようになります。今年は柏に復帰して試合に出させてもらっていますが、試合に出るだけでなく、やはり勝たないといけない。90分を通して良いプレーができているので、このサイクルを繰り返し、結果がついてくるようになれば、さらに自信も深まると思っています」

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