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[特別対談]世界に挑む者へ…川口能活×中村航輔「世界にインパクトを与える」

ゲキサカ / 2016年7月22日 12時0分

川口「あとはプレーを続けていれば良いときも悪いときもあるので、その波を少なくするように日々トライし続けることも重要だし、GKの場合は信頼という言葉もキーワードで、大事な要素になってきます」

中村「僕もGKは実力プラス信頼だと思っています。信頼というのは、崩れるときは本当に一瞬で崩れてしまうけど、一気に積み上げられるものではなく、毎日の練習、さらに細かく言えば私生活の部分から得ていくしかありません。監督だけでなく、チームメイト、そしてポジションを争っているGKにも信頼してもらえるようにすることが、本当に大事なことですよね」

川口「それと、本大会はやはり楽しんでほしいな。その場に立ちたくても立てない選手がいる中で、メンバーに選ばれ、日本代表の一員としてその場にいることは素晴らしいこと。もちろん、選ばれたメンバー全員がプレーしたいと思うのは当然だけど、たとえベンチを温めることになっても、コンディションを保ち、ベストを尽くすことが一番求められるので、そのことをまずは考えてほしいですね」

――世界を相手に戦うときにスパイクに求めるものは?

中村「これといった大きなこだわりはありませんが、俊敏に動けることを求めています」

川口「キックを遠くに飛ばせて、軽やかに動けると助かるよね。僕が若いとき、カラーは黒に白ラインがベースだったけど、最近のスパイクはカラフルで魅力を感じます。サッカーは一つのエンターテインメントなので、そこに色が加わることで、さらに豪華さ、優雅さを引き立たせる気がする。黒いスパイクで動くよりもカラフルなスパイクな方が、躍動感もすごい感じられます」

中村「華やかなエンターテインメントになりますね」

――最後に川口選手から世界大会に挑む中村選手にエールをお願いします。

川口「世界レベルの選手と対戦して自分の実力を示すことで、『日本の中村は良いGKだ』と名前を知られることにもつながるし、インパクトを与えることがすごく大事。インパクトを与えるというのは、見ている人の記憶に残ることだと思う。『中村航輔がゴールマウスを守っていれば大丈夫』と思わせるような、プレーを見せてほしいですね」

中村「相手の決定機を止めることが最大の仕事であり、そこで仕事ができないと自分のいる意味は本当になくなってしまうので、90分の中の本当に何十秒か、もしかしたら一瞬かもしれませんが、そこにすべてを持って行けるように準備したい。90分間準備し続けるということは、Jリーグでもやっていることなので、本当にいつもどおりのプレーができるように臨みますし、インパクトを与えられるように頑張ります」

川口「航輔のような選手が日本のGKのレベルを上げてくれないと、その後が続いていかないと思う。今は周囲から認められ、その認められた中で実力を出している段階だけど、それを日本国内でとどめるのではなく、アジア、そして世界に示してほしい。将来的にA代表でポジションを争う存在になってほしいので、世界大会を経験してさらに成長してほしいと思っています」

(取材・文 折戸岳彦)

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