[ADIDAS CUP 2016 in OSAKA]温い雰囲気、自力で一掃!短期間で立て直した綾羽が今冬の旋風へ弾みのV!!
ゲキサカ / 2016年8月19日 18時56分
大会初日に2連敗というスタートだった綾羽。だが、これまで互いが厳しく指摘しあうことでチームを高めてきた綾羽は、総体県予選優勝、全国大会での健闘と好結果が続いたことで温くなってしまっていた雰囲気を一掃する。大会2日目以降は原点に戻り、“言い合い過ぎる”ほどの声の掛け合いでチームを引き締め直してきた。野々村は「1日目に2敗してチームとして(これまでの好結果などから)リセットして、2日目からもう一回原点から戻って攻守の切り替え、ハードワーク、球際というのを自分たちは軸にしているので、そこからもう一度見直してやっていこうとやってきた」。加えて一時セカンドチームに降格していた主力選手たちも大会2日目から合流。藤田は「『アディダスカップはリセットやから球際からやれ』と言われていた」というように、全員がやるべきことを徹底した。そのチームについては岸本監督も「この辺まで戻ってもらいたいというところまで彼ら自身で、短期間で戻ってきた」と評価していた。
滋賀を勝ち抜くためにピッチ内では攻守の切り替え、ハードワーク、そして球際を、また主力、控え関係なく厳しく言い合う雰囲気を作り上げてきた。「これくらいやらなければ勝てない」(岸本監督)というレベルを自分たちの力で取り戻した綾羽は、これから小さな積み重ねを繰り返して選手権で勝つチームをつくり上げていく。野々村を中心とした守備陣や、前線の強力アタッカー陣など個々のレベルも高く、岸本監督も「全国で勝てないチームではないと思っている」と潜在能力を認める世代。その潜在能力を厳しい雰囲気の中で高めて、綾羽は選手権の滋賀予選を突破して全国で勝つチームになる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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