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東京五輪の星・G大阪MF堂安律、4年後の理想は「一人でチームを勝たせる選手」

ゲキサカ / 2016年8月27日 11時0分

―J1での出場機会が増える中、今夏にはオランダの名門PSVからのオファーがありました。
「話を聞いた時は嬉しかったです。同時に、行きたいという気持ちと『まだガンバでは何もしていないから残りたい』という気持ちが入り混じってモヤモヤしていました。そうした中で、長谷川健太監督やフロントの人たちと話し合いの場を設けてもらって、愛されていることを改めて感じました。海外に行きたいという気持ちを受け止めてくれた上で、チームのことだけでなく、ホンマに俺のことを考えて話をしてくれているんだって。ジュニアユースから育ったガンバでもっと成長しようと思えましたし、愛着が更に増しました」

―先輩の宇佐美貴史選手がバイエルンに移籍した1度目の海外移籍は10代でした。何か話をしたりはしましたか?
「宇佐美くんからはロッカーが隣だったので、『律どうすんの?』って訊かれました。『行きたいんですけど、でも…』と答えると、『代表で海外に行く機会も多いし、Jで活躍してれば話はまた勝手に来る。1、2年Jで活躍してからでも、遅くないんじゃないか』って言ってくれました。そうした考えは宇佐美くんが実際にドイツで感じたことでもあると思うので、話を訊いて凄く納得しました」

―これまでを含めて海外勢と対戦する機会が多いですが、差を感じることはありますか?
「強い印象があるメキシコに勝ったり、これまでは差を感じることはありませんでしたが、昨年、代表の遠征で対戦したイングランド代表は別格でした。一人ひとりのサッカーが大人で、日本代表が攻撃している時もボールを持たされている感覚がありました。イングランドが攻撃する際も自分たちの特徴を活かしてドンドン日本代表DFの背後を突いてきて、『このチームには勝てない』と初めて痛感しました。試合を終えてからは『このままじゃ、やばい』とも感じました。メンバーの中にはアーセナルやチェルシーに所属し、チャンピオンズリーグとか俺らよりも凄い環境でやってる選手もいるので、今の成長スピードでは追いつけない。日ごろから自分たちの意識を変える必要性を感じました」

―世界基準を肌で知った上で、今回のリオデジャネイロオリンピックを見て、感じることはありましたか?
「テレビで見ていたのですが、ナイジェリアは身体能力が高くて強かったけど、チームとして崩せたゴールもあり、勝てない相手ではなかったと思います。ユースの先輩である(井手口)陽介クンが試合に出ていて『凄い』と思う気持ちと『負けたくない』という気持ちも正直、ありました。できれば同じピッチに立ちたかったですね」

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