“タイのメッシ”を警戒する西川「相手のいいところはハッキリしている」
ゲキサカ / 2016年9月4日 20時4分
気持ちのいい汗を拭った。高温多湿のタイ・バンコクで初練習を終えた日本代表GK西川周作(浦和)は「思ったより暑くないというか、気温もそうだし、湿度もそんなに感じなかった。気持ちのいい気候だったかなと思う」と、いつものように笑みをたたえた。
この日はGK3人でのトレーニング後、GK東口順昭とGK林彰洋がフィールド選手に混じって6対6のミニゲームに参加する中、「今日まではリカバリー中心」ということでエンヴェル・ルグシッチGKコーチと2人でランニングやストレッチなどで調整し、負荷を落とした。
「片言の英語」で新GKコーチとコミュニケーションを取りながら走っていたという西川。FKとPKで失点した1日のUAE戦(1-2)について「プレー自体はすごくよかった」という言葉をかけられながら、「FKをなぜ入れられたのか」も確認し合った。
「ボールが蹴られてから動くという動作ができていなかった。(キックを)読んでしまって、先に右側に一歩動いた分、反応が遅れた。動かなければ何の問題なく止められたキックだったと思う」
最終予選におけるセットプレーの重要さは分かっている。「タイ戦でもセットプレーがあるかもしれないし、そこは初戦での失敗を生かせれば」と誓う。6日に対戦するタイの映像も個人で確認。警戒するのは“タイのメッシ”と言われるMFチャナティプ・ソングラシンだ。
「タイのメッシと言われている選手がいるし、左サイドをうまく使いながら攻撃してくるイメージ」。身長158cmと小柄ながらキレのあるドリブルで攻撃陣を引っ張る22歳は1日に敵地で行われたサウジアラビア戦でも2列目の左で先発していた。
「逆にそこを抑えれば、日本がボールを保持して試合を進められる。相手のいいところはハッキリしているので、そこはなくしていかないといけない」。気を付けるべきはカウンター。そこにはUAE戦の反省もある。
「前に速い選手がいるし、リスクマネジメントして、しっかりオーガナイズして戦いたい。(UAE戦でも)失点にはならなかったけど、(パスを)出されたらピンチの場面も何度かあった。そこはキーパーとしてディフェンス陣に要求しないといけない」
西川自身、W杯アジア最終予選でゴールを守るのはUAE戦が初めての経験だった。意識しているつもりはなくとも、どこか普段とは違う部分もあったのかもしれない。「初戦を落として、より危機感も強くなっている。アジアでも簡単に勝てる時代ではないということを受け入れて、1試合1試合戦っていきたい」。日本の新守護神はあらためて表情を引き締めた。
(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日韓戦で感じた違和感/六川亨の日本サッカーの歩み
超ワールドサッカー / 2024年4月23日 14時30分
-
U-23日本の明暗分けた“セットプレー” 松木玖生が反省「後半は押し込んだと思うけど悔しい」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月23日 0時42分
-
U-23アジア杯敗退の中国、2m控えGKの2戦連続FW起用に国内反響「もうスタメンで使え」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月20日 19時20分
-
決勝T進出決定も唯一の及第点以下 U-23日本代表、「支配力をゴールに変えられなかった」のは?
FOOTBALL ZONE / 2024年4月20日 17時10分
-
U-23日本代表が決勝トーナメント進出! UAE撃破で連勝、第3節・韓国戦を前にGL突破が決定
ゲキサカ / 2024年4月20日 2時37分
ランキング
-
1大谷翔平、メジャー8冠→5冠に後退 4の0で2試合ぶり無安打…リーグでは7冠
Full-Count / 2024年5月19日 12時38分
-
2今永昇太無双!また7回0封、メジャー最高の防御率0・84もファン落胆 「カブスは今永を無駄にしてる」「援護してあげて!」
iza(イザ!) / 2024年5月19日 8時20分
-
3パ・リーグで珍事! 3試合全てサヨナラ決着は10年ぶり3度目
スポニチアネックス / 2024年5月19日 17時37分
-
4レーバークーゼンが歴史的快挙!ドイツ1部史上初シーズン無敗優勝達成 クラブ初の“欧州3冠”へ弾み
スポニチアネックス / 2024年5月19日 0時28分
-
5男子バレーはなぜ強くなった? バレー記者・田中夕子氏が語るパリ五輪の楽しみ方
産経ニュース / 2024年5月19日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください