[MOM1930]前橋商MF金枝晃平(3年)_心身ともに成長したエース、後半終了1分前に劇的V弾
ゲキサカ / 2016年11月1日 2時11分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.30 全国高校選手権群馬県予選準決勝 前橋商高 1-0 新島学園高 敷島公園サッカー・ラグビー場]
「試合前からイメージしていたので。自分が決めて勝ってやろうという気持ちでいました」。その言葉通り、前橋商高は10番MF金枝晃平(3年)が劇的な決勝点を決めた。
前橋商はこの日、新島学園高に主導権を握られる時間が増えてしまい、金枝もなかなかボールに絡むことができていなかった。そして新島学園は後半半ば以降もポスト直撃のミドルシュートやサイドから崩して決定的なシュート。前橋商ゴールを脅かしていたが、「ベンチの方から残り10分くらいは笑ってやれ、と聞こえていたので気が楽に。延長になっても自分たちは走りきれると思ってやっていました」という金枝は、焦ることなくチャンスを狙い続ける。そして訪れた1チャンスをゴールに結びつけ、大歓声を独り占めした。
後半終了1分前の39分、前橋商は右SB木村海斗主将(3年)がグラウンダーのクロスを入れる。ゴールを背にする形でボールをコントロールした金枝が振り向きざまに右足を振り抜くと、ボールはゴール左隅へ突き刺さった。今大会はここまで1得点。「今までは足が止まっちゃったりしていた。(クロスを)ファーで呼んだりしていたので、ニアに行けていなかった」というが、このシーンで左MFはクロスをファーサイドで待つのではなく、ニアまで走って受けて右足一閃。課題となっていた部分を修正して見事結果に結びつけた。
“熱い”試合では良くある光景かもしれないが、10番は対戦校スタンドから「10番削れ~」など野次のターゲットになることがあるという。だが、「逆にやってやろうと。吹っ切れてやってやろうと」なるというエースはこの日も「絶対に決める」と闘志を燃やしていた。そして「どうだ」、と言わんばかりに声を鎮める決勝点。自身が決めきれずに敗れた新人戦はまだ10番のプレッシャーを吹き飛ばすようなメンタルを持ち合わせていなかったというが、今は練習を重ね、どの試合でも自分のプレーを表現できるようになった。心身ともに成長したエース。特にキック精度に自信を持つ金枝が自らのゴールで目標とする選手権全国出場まであと1勝とした。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]FW飯島陸に憧れて大阪から前橋育英へ。FW立石陽向が2試合連続2発でAリーグ得点ランク首位に
ゲキサカ / 2024年4月22日 23時26分
-
[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
-
玉田圭司新監督が求めることに対し、積極的にトライ。昌平が4-2で前橋育英に撃ち勝ち、初勝利を「プレゼント」
ゲキサカ / 2024年4月14日 0時6分
-
帝京FW森田晃は「10番の差」を痛感した初戦の悔しさを糧に。1本を仕留めて連発、プリンス得点王へ
ゲキサカ / 2024年4月9日 1時37分
-
[MOM4654]東福岡MF稗田幹男(新3年)_期待のレフティーが圧巻の左足FK弾
ゲキサカ / 2024年4月2日 23時7分
ランキング
-
1【U-23】パリ五輪消滅の韓国 相手GKの〝挑発〟行為を非難「腰をフリフリ嘲笑した」
東スポWEB / 2024年4月26日 21時7分
-
2ド軍指揮官 次戦の敵地Bジェイズ戦で大谷は「歓待を受けるべき」FA騒動も「彼が何かしたわけでない」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時22分
-
3大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
4《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
5大谷翔平に「難癖をつけたい」 辛口NY紙記者が要望「恋愛事情を知る必要はない。しかし…」
THE ANSWER / 2024年4月26日 15時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください