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[選手権予選]「高い壁」「王者」乗り越えた!!鵬学園が18連覇狙った星稜破り、初の全国へ!:石川

ゲキサカ / 2016年11月5日 22時40分

[選手権予選]「高い壁」「王者」乗り越えた!!鵬学園が18連覇狙った星稜破り、初の全国へ!:石川

[11.5 全国高校選手権石川県予選決勝 星稜高 0-1 鵬学園高 西部緑地公園陸上競技場]

 鵬学園が「絶対王者」星稜破って初V!! 第95回全国高校サッカー選手権石川県予選決勝が5日に行われ、17連覇中の星稜高と初優勝を狙う鵬学園高が対戦。鵬学園がMF森田蓮(2年)の決勝点によって1-0で勝ち、初優勝を飾った。

 大会MVPに輝いたMF千葉東泰共主将(3年)が「高い壁でしたね。その壁を崩すためには自分たちまだ歴史が少ないんで、難しいと思っていた」と語り、決勝点の森田は「17連覇っていう記録があったので、強いっていうイメージがありました」、そして好守を連発した1年生GK的場大輝は「その名の通り、王者」と星稜についての印象をそれぞれ口にしていた。能登半島の中央、七尾市に位置する鵬学園がその「高い壁」「王者」を倒しての石川制覇。5年前の監督就任時は3年生部員5名で、県内最下部のサードリーグから今年プリンスリーグ北信越で戦うまでにチームを育て上げてきた赤地信彦監督は、選手たちの手で胴上げされた後、「この舞台で(星稜を)倒すためにやってきた」と会心の表情を見せていた。

 星稜は12年度全国4強、13年度全国準優勝、14年度全国優勝、そして昨年度も全国4強入りしている全国トップレベルの強敵。星稜は全国大会で勝つためのチーム作りのまだ途中の段階という印象もあったが、それでも立ち上がりからパワフルかつスピーディーな攻守で鵬学園を飲み込みに来ていた。エースFW窪田翔(3年)にボールを当てて、そこからFW亀谷宇々護(3年)やMF金子伸(2年)がドリブルでサイドのスペースを突いてクロスを狙っていく。14分には窪田のヘディングシュートがフワリと上がってゴール方向へ向かったが、鵬学園DFがゴールライン上でクリア。先制点を奪えない。

 一方、鵬学園はFW川口励二(3年)が抜群のスピードで相手の背後を突いたほか、エースMF千葉東のドリブルシュートや、MF越田瞬(3年)のテクニカルなドリブルなどで攻め返す。そして22分、鵬学園が少ないチャンスをゴールへと結びつけた。中盤でボールを持った千葉東がDFのプレスをいなしながら右へボールを運ぶと、相手の守りの虚を突く形で右オープンスペースへ絶妙パス。これで一気に抜け出したFW西川大祐(2年)がPAまで切れ込んでラストパスを通すと、ニアサイドでコントロールした森田が「パスもらって一人DFいたんで、かわしてインサイドで流し込んだ」。DFを一人外してから右足を振りぬき、名手・GK高橋謙太郎主将(3年)が守る星稜ゴールを破った。

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