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「代表も落ちたし、もう後がない」筑波大MF鈴木徳真、再び世界を知るために

ゲキサカ / 2016年11月30日 11時0分

アディダス「RED LIMIT PACK」に新たに登場した「ACE 17」を手にする鈴木徳真

 もう後がない。そう自覚しているが悲壮感はない。今の状況を受け入れ、挑戦の日々を楽しんでいる。U-19日本代表から落選した筑波大MF鈴木徳真(2年=前橋育英高)は「今までの自分と違った自分を求めてやっています」と現状を語る。

 10月に行われたAFC U-19選手権バーレーン2016でアジア制覇を遂げたU-19日本代表。そこに鈴木の姿はなかった。1次予選や大会直前の候補合宿に招集されるも、本番では落選。2013年U-17W杯メンバーのMFだが、U-20W杯出場のかかったアジアでの大一番でピッチに立つことは叶わなかった。

 今季の大学リーグは全日程を消化し、残るは冬の大学日本一決定戦である全日本大学選手権大会(インカレ)のみ。結果を求めるMFは、来年行われるU-20W杯やユニバーシアード競技大会を見据えながら、目前の大会へ向け、一日一日を無駄にすることなく取り組んでいる。

―今季の関東大学1部リーグ戦、筑波大は2位で終えましたが、鈴木選手は個人として、1ゴール1アシストという結果でした。物足りなさはあるのでしょうか?
「それは確実にありますね、シーズン当初に決めていた5得点10アシストという目標に全く届いていないので、もっと改善していかないといけないです」

―今季は夏前に腰を痛め、離脱する時期もありました。
「5月前くらいから腰の痛みが続いていて、怪我して復帰してを繰り返していました。ずっと痛みを抱えてやっていたのですが、爆弾が爆発したような感じになってしまいました」

「神経と筋肉を痛めて、サッカーをやりながら治すというのは不可能だったので、少し休みました。7月中旬の関東大学選抜や全日本大学選抜の合同選考会では、復帰したてだったのですが、久しぶりに動けるのですごく気分が上がってしまって……本気でやったら、それが逆にマイナスに働いて激痛が走って。総理大臣杯に間に合わなくなってしまいました」

―故障したものの、合同選考会は充実したものだったそうですね?
「怪我をしましたけど、ただただ楽しかった。選考であることや自身のパフォーマンスについては深く考えず、とにかく今、この時を楽しみ続けたいと思う瞬間でした。無我夢中でやっていたからこそ、楽しかったんでしょうね」

「正直、今でもプレーがどうだったかではなく、“楽しかった”という記憶しかないんです。ただただ楽しかった。あのときはいっぱいボールを触ったからなのかな。ボールを触れば触るほどに、リズムが出てくるというか、頭のなかのテンポが動き出す感じがありました」

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