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「代表も落ちたし、もう後がない」筑波大MF鈴木徳真、再び世界を知るために

ゲキサカ / 2016年11月30日 11時0分

―後悔している部分はありますか?
「プレーに関してはないです。撃沈したというわけではなく、(自分自身を)知りました。自分に何がないのか知ったし、(落選理由も)分かりやすかったので。自分に足りなかったのは、そこまでの準備の部分。何をやってきたかなと思い返したら、そこまでの突き詰め方しかできなかったんだなと」

「それが最終予選へ行きたいという意欲だったのかなと思ったら、悲しくなったというか……。自分自身を問い質しながらやってきたのに、自己満足の世界だったんだなと。だからこそ気持ちもすっきりしていたのかもしれないですね」

―落選は素直に受け止められたものだったのでしょうか?
「妥当だなと思いました。ボランチだったら、MF坂井大将(大分)、MF神谷優太(湘南)、MF市丸瑞希(G大阪)、MF原輝綺(市立船橋高)がいたので」

「神谷と市丸と大将(坂井)は決まっていたと思うんですが、残り一枠というところで原か俺かと言われたら……。(原は)コンディションもいいですし、伸びしろがあるし、俺より2歳下で若いので、経験値として積ませたほうがいいんだろうなと」

「監督の心を読むのはよくないことですが、自分が監督だったらと考えたときに、絶対にこっち(原)を連れて行きたいと思ったので。だから妥当だなと思いました。俺が監督でもそうしているなと」

―自分が監督でも、そういう選択をしたと。そう思ってしまうところに悔しさがあるのでは?
「それはもう倍になりますよね。そう感じてしまったら。落選したけど、すっきりした気持ち……とは言っていますけど。あのとき実際はだいぶ悔しかったです。あぁ、また自分の目標に近づくための一段階がなくなってしまったのかという思いがあって」

―経験できるはずの、レベルアップに必要なはずの、世界舞台が減ったと。
「やっぱり、あの緊張感は癖になりますからね。代表で国際大会をやるときは、緊張するというかワクワクするというか、色々な複雑な気持ちが絡み合うんです。何て言えばいいのかわからないんですけど、それがたまらないんですよね。またそこを求めるというか、もう一度やりたいと思いますし。それが無くなってしまった悲しさはすごくありました」

―そういう意味では、来現時点での一番大きな目標は来年のU-20W杯になりますか?
「U-20W杯に出たいのが一番です。何でかと言えば、U-17W杯で味わった世界との差をもう一度知りたい。あの時は面白いようにサッカーが楽しめて、試合が終わった後には、興奮して眠れなかったんです。あれだけワクワクして、眠れないというのは初めてで。本当に楽しかったです」

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