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[プレミアリーグEAST]“北の名門”に新たな歴史!細部にこだわり、年々強さ増してきた青森山田が初優勝!

ゲキサカ / 2016年12月13日 13時40分

初優勝を喜ぶ青森山田高イレブン

[12.11 高円宮杯プレミアリーグEAST第18節 FC東京U-18 0-1 青森山田高 FC東京小平グラウンド]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは11日、最終節を行い、首位・青森山田高(青森)と勝ち点1差の2位・FC東京U-18(東京)との優勝を懸けた直接対決は、千葉内定MF高橋壱晟(3年)の決勝点によってアウェーの青森山田が1-0で勝った。首位を守った青森山田は、初優勝。高体連のチームとしては13年の流通経済大柏高(千葉)に続いて2校目となるプレミアリーグEAST優勝を果たした青森山田は、今月17日に埼玉スタジアム2002で開催されるチャンピオンシップでプレミアリーグWEST優勝のサンフレッチェ広島ユース(広島)と戦う。

 Jクラブユース勢や高体連の強豪校とのホーム&アウェー計18試合の過酷なリーグ戦。関東でのアウェー戦では本州最北端の青森から9時間、10時間かけてバスで移動し、戦いを終えるとまた同じ時間をかけて地元へと帰っていく。来季、流経大柏がプリンスリーグ関東へ降格することで、11年発足時の10チームから残留し続けているチームは青森山田と清水ユースだけ(FC東京U-18は一度降格して復帰)というプレミアリーグEASTで成長を続けてきた“北の名門”が、ついに頂点に立った。

 青森山田の黒田剛監督は「サッカーはチーム力であったり、みんなのモチベーションであったり、24時間365日をどのように過ごしてきたか、どのように取り組んできたかということによっても、ピッチ外の勝負に勝つことによっても、ピッチの勝負の明暗は左右すると思っている。雪国の辛い思いも持ちながら、それがピッチで表現される。そんな思いのあるチームにして、高体連のチームをリードしていかないといけないという責任がある。(今回の優勝は)全国の高体連にとっても励みになると思う」。そして主将のMF住永翔(3年)は「ここに来れていない部員に、『俺たちにも埼スタ行かせてくれよ』と言われてきたので勝てて良かったです」と語り、深夜に帰還する予定の青森で待つチームメートたちの期待に応えられたことを心から喜んでいた。

 優勝をかけた直接対決の大一番。引き分けでも優勝の決まる青森山田だが、引き分け狙いなど頭の中にはなかった。「『過去最高のモチベーションで行け』と言っていたし、ここでやれなかったら何のためにやってきたのか。過去17節やってきた積み上げの上に、こんな素晴らしいステージでできる。これを無にすることがないように、絶対に後悔することのないようにと送り出しました」と指揮官からピッチへ送り出された選手たちは、勝って優勝を決めるために、立ち上がりから気迫溢れる戦いを見せる。

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