「決めたことをやり切る」最注目ストライカー、京都橘FW岩崎悠人が挑む選手権走破
ゲキサカ / 2016年12月27日 9時32分
それは飛躍を遂げた場所であり、屈辱を味わった場所でもある。京都橘高}FW岩崎悠人(3年)は1年時の選手権での活躍をきっかけに日本高校選抜、年代別日本代表、そして争奪戦の末に京都入りと注目される中で成長を遂げてきたストライカー。今年10月のAFC U-19選手権では3得点を決めてU-19日本代表のアジア初制覇にも貢献した。
試合終了まで何度も、何度も繰り返しスプリントを続け、その馬力とスピードでDFを置き去りにし、多彩なシュートをゴールへ沈める。そして誰よりもひたむきに続ける守備。見る者を感動させることのできるFWは「決めたことをやり切る」こだわりを持ち、サッカーを「楽しむ」ことで一つ壁を乗り越えようとしている。
1年前の選手権は屈辱の初戦敗退だった。3度目、そして最後の挑戦となる選手権は全国高校総体優勝校でU-19日本代表の2人のCBを擁する市立船橋高(千葉)と初戦。注目対決で選手権初ゴールを決めて、目標とする頂きまで駆け抜ける。
―いきなりベストの力を出さないと勝てない相手(市立船橋)との初戦になった
「夏の全国で日本一取ったチームと冬の全国大会1回戦でやれると思うと、本当にワクワクしていますね」
―京都予選決勝後のコメント。自分を鼓舞する意味と、少し茶化す気持ちもあっての「(U-19代表CB)杉岡ブチ抜いて取ります!」だったのかと
「それくらいやらないと市船には勝てないし、これから先のことを考えると、日本代表のCBが2人いても、それでもやらないといけないと思っているので、そこは自分を鼓舞するという意味もありました」
―実際に反響あったと思うんだけど
「結構ありました。でも『よう、言うたな』とか言われましたね(微笑)」
―橘が準優勝、ベスト4、ベスト8と成績を残してきて、昨年の初戦敗退。もう一度、上のステージに上がって勝負するためには初戦敗退する訳にはいかない
「今、ちょっとずつ成績が下がっているので、ここでもう一回初戦で市船に勝って勢いに乗れれば、ベスト4だったりも勢いで行ける可能性が出てくると思うので、そこは本当に1回戦に向けて、市船戦に向けて全力を尽くしてやればいいと思います」
―橘での生活も残りわずか。思うところもあるのでは?
「そうですね。ホンマに短かったですね」
―短かった?
「1年の頃から選手権終わって高校選抜行ったり、年代別の日本代表に呼んでもらったり、怒涛の3年間だったというか、凄く忙しくて本当に短かったです」
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