高校時代の「1000日」を財産に…高校3大大会得点王の大前元紀が語る冬の風物詩
ゲキサカ / 2017年1月1日 9時43分
全国高校サッカー選手権大会が12月30日に開幕した。出場48校が日本一を目指して、1月9日の決勝まで熱戦を繰り広げる。今年で第95回を迎えた“冬の風物詩”だが、この大会を機に全国区で大ブレイクを果たし、今なおプロで活躍し続けている現役選手は数え切れない。2007年度の第86回大会で流通経済大柏高(千葉)のエースとして全国制覇を成し遂げ、自身も大会得点王に輝いたFW大前元紀(清水)。翌2008年度の第87回大会で1大会最多得点記録を更新する10ゴールを挙げ、鹿児島城西高(鹿児島)を準優勝に導いたFW大迫勇也(ケルン)。2人の選手権得点王に高校時代の思い出、選手権という大会の持つ意味などについて聞いた。
―高校3年時に出場した第86回大会で大前選手は得点王に輝き、流通経済大柏も全国優勝を果たしましたね。
「僕らがいた千葉では市船(市立船橋高)がすごく強かったんです。だから僕たち流経の中には『選手権に出るためには絶対に市船に勝たないといけない』という思いがあって、県予選の決勝で市船に勝つことができました。『市船に勝ったら全国でも優勝できるはず』という気持ちがみんなの中にはありましたし、あのときは自信を持って選手権に臨めましたね」
―個人的な目標は立てていましたか?
「それはもちろん、得点王になることです。夏のインターハイでも秋の高円宮杯(全日本ユース選手権)でも大会得点王になっていましたし、(史上初の高校3大大会得点王になることを)メディアや周りの人たちからも期待されていました。得点王になることは意識していましたね」
―通算7ゴールで得点王に輝きましたが、PKを含めて6ゴールがペナルティーエリア内から放ったシュートでした。
「そのあたりは今もストライカーとして意識しているところですね。当時は2トップでしたが、ペナルティーエリアの中だとやっぱりゴールが決まる確率が高いので、いかにペナルティーエリアの中で良い位置にいられるかということをずっと考えてプレーしていました」
―高校の練習は厳しかったですか?
「3年間、ずっと走っていた記憶しかないですね(笑)。試合がないときはいつも走っていました。僕らが1年生のときに人工芝の張り替えがあって、グラウンドを使えないときは学校の近くにある柏の葉公園総合競技場の周りを走ったり、近所の公園を走ったりしていましたね」
―高校時代に自分が一番伸びたなと思う時期はいつごろですか?
「やっぱり3年生になってからじゃないですかね。高校3年生の1年間は僕の中で一番伸びた時期だと思います。それまでも点は取っていましたが、大事な試合で取れたことがほとんどなかったんですよ。中学生のときもそうですし、高校2年生までは全国に行ったこともありませんでした。3年生になって大事な試合で点が取れるようになって、チームとしても上のレベルで戦えるようになって、選手権では自分自身、大事なところで点を取って優勝することができました。高校3年生の1年間で大きく成長できたのかなと思っています」
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