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選手権優勝後、イングランド遠征中も成長続けた青森山田がラストゲームを4-0快勝!!

ゲキサカ / 2017年1月21日 7時44分

遠征最終戦を勝利で終え、記念写真に収まる青森山田高イレブン

[1.20 練習試合 青森山田高 4-0 ストラカンFF セント・ジョージズ・パーク]

 高円宮杯プレミアリーグ優勝チームとしてイングランド遠征中の青森山田高(青森)は現地時間20日午後、スコットランド代表監督のゴードン・ストラカン氏が経営する地元クラブのストラカン・フットボール・ファンデーション(以下ストラカンFF)とトレーニングマッチを行い、FW鳴海彰人(3年)の2ゴールと左SB三国スティビアエブス(3年)、交代出場の左SB中山純希(3年)のゴールによって4-0で快勝した。16年度にプレミアリーグと全国高校選手権の2冠を獲得している青森山田はこれがイングランド遠征最終戦。会心の勝利で遠征を終えた。 

 青森山田の黒田剛監督が初優勝を果たした選手権後に嬉しそうに語っていたのは、選手たちが選手権決勝まで謙虚に学んで、成長しようという姿勢を貫いた点だった。同監督によると、選手権直前の時期は選手たちが「学べなくなる時期」なのだという。伝えられたことが頭にも、身体にも入ってこないような時期。だが、今年の3年生たちは選手権期間中も、指揮官が認めるほど貪欲に人の話を聞き、学び、成長し続けて2冠を達成した。その青森山田はこのイングランド遠征も“ご褒美旅行”ではなく、学ぶ機会、成長する機会に。遠征に参加した全18選手で戦い、2日前の“プロ予備軍”ナイキアカデミー戦(0-0)を上回る内容で快勝を収めた。

 今回、青森山田の指揮を執った上田大貴コーチは言う。「(外国人との)フィジカル、パワー、サイズの差に対して、持ち前の身体を寄せる、競るタイミングで例え一発目の競り合いで負けたとしても、次に工夫してやれるというのがゲームの中で見られたのが良かったと思います」。試合中に自分たちで対応して流れを傾けたことに加え、遠征期間を通して、最大の特長である明るさを持って日本と海外との環境の違いに順応していった選手たちを讃えていた。主将のMF住永翔(3年)は「学習しないといけないところがたくさんあった。ここだったら相手の足が出るのかとか、一回一回学びながら、もっとこうしようとか、もっとパス遠いところで受けようとか、もっとアングルつけようとか、試合の中でもコーチングを通じてできた」。個々が厳しく声を掛け合いながら、刺激しあい、チームとして、個人としても印象的なプレーを見せた。

 すでに全ての公式戦を終えている3年生たちにとってはこれが青森山田での“ラストゲーム”。4-5-1システムの先発はGKが坪歩夢(2年)で4バックは右SB小山新(3年)、CB橋本恭輔(3年)、CB工藤聖人(3年)、左SB三国。中盤は住永をアンカーにトップ下が住川鳳章(3年)と佐々木快(3年)、右MF永島卓徒(3年)、左MF嵯峨理久(3年)、1トップは鳴海が努めた。

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