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俺、目立ちたいんです!! 千葉MF高橋壱晟、ゴールにこだわる“武器のない男”

ゲキサカ / 2017年2月22日 7時30分

――大事に過ごした1年でプレミアリーグチャンピオンシップと高校選手権を制して見事に2冠を達成します。
「本当に想像できない1年になったし、今まで生きてきた中で一番充実していた1年でした。最初はプレミア残留が目標だったので、まさかですよね。でも、3年生の1年間は他のことは何も考えずにサッカーのことだけを考えて、選手権で優勝するため、プロに行ってから活躍するために時間を費やしてきました。だから、それが実を結んだので言うことのない1年だったと思います」

「点を取れなければ意味がない」
能力を覚醒させた恩師の言葉

――選手権では初戦から5試合連発とゴールを量産しました。
「すぐに試合をやりたいというくらい、乗っている部分もあったと思いますが、あそこまで点を取れるとは思っていなかった。ただ、あっという間に過ぎていった感覚があって、言葉で表すのはちょっと難しいですが、気付いたら選手権が終わっていたという感じで、本当に夢中になってやっていたんだなと思います」

――中盤の選手ながらも得点力の高さが際立ちましたが、「自分の一番の武器は何ですか?」と聞かれたら、どう答えますか。
「得点力と言います」

――FWではなく、中盤の選手が「得点力」と言えるのは相当な自信があるように感じます。
「いや、本当は武器はなくて、良いと思っているものがないんですよ(笑)。選手権でたまたま点を取れたから武器と言えるだけで、本当は自分に武器があるとは思っていません。何か見つけないといけないなと思っていますが、選手権で得点力の部分は証明できたと思うので、それを今度はプロで見せられればいいとは思います」

――今年度の選手権での5戦連発だけでなく、2年生の選手権でも4点を奪ったように、純粋に中盤の選手があそこまでのゴールラッシュを見せられたのは驚きです。あの得点感覚はどのようにして身に付いたのでしょう?
「高校3年間でシュート練習は、絶対に誰よりもやってきた自信があります。リターンボックスという、ボールを当てたらはね返ってくる壁があったんですけど、それを使ってシュート練習をしていたし、チームメイトにクロスを上げてもらうこともあり、自分で考えながらいろいろな形からの練習をしていました」

――それは青森山田高に入って始めた練習ですか。
「黒田(剛)監督から『お前は点を取れるんだ。だからもっと欲を出せ』『得点を取れなければ、いる意味がない』くらいに言われ、特に得点力が必要だと分かった2年生からでした。小学生の頃にFWでプレーして点を取っていたイメージが、監督の中にはあったようです。でも、ゴールを取れと言われても、簡単にできるものではないし、2年生の頃は練習中にずっと怒られていたので、試行錯誤を重ねました。ただ、考えながらシュート練習を続けることで、少しずつ結果もついてきたし、ゴール前に上がるタイミングもつかめてきたと思います」

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