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“目指すべき場所”は小6から変わらない…「満足したら終わり」、京都FW岩崎悠人が思い描く未来

ゲキサカ / 2017年3月16日 9時49分

――意図したプレーとは違ったから、結果ではないと?
「そう考えていますね」

――加入前に持っていた「プロでやれる」という自信が、実際にデビューしたことで、より強くなりましたか。
「『やれる』とは思いましたが、『活躍できるか?』と聞かれたら、まだまだですね。あの試合はボールを放してしまう場面が多くて、ミスはなかったかもしれないけどプレーに怖さもなかった。自分の特長を出すためにも、それ以外のプレーの部分でも、もう少し落ち着いて状況判断しないといけないと開幕戦で感じました」

――他に成長させなければいけないと感じていることはありますか。
「京都では、相手ボランチの脇でボールを受けたり、ギャップでいかに前を向けるかというプレーを意識していますが、間で受けるということを今までやってこなかったので、ちょっと戸惑いがあります。今は周りを見ることができないので、プレッシャーが来たら怖くてすぐにはたいてしまいますね」

――裏に抜けるだけではなく、プレーの幅を広げようとしている。
「高校のときは背後ばかり狙い、スピードで簡単に抜けられることも多かった。でも、アジアのとき(AFC U-19選手権)も感じたことですが、やっぱり背後に抜けるだけでは手詰まりになることもあります。僕は小川(航基)くんみたいにポストプレーができ、背後にも抜けられ、ゴールも決められるプレーヤーになりたいと思っています。背後に抜けるだけでなくプレーのバリエーションを増やしたいし、バリエーションを増やすことで、さらに背後へのプレーが怖くなると思っています」

トゥーさんとチームメイトは
あり得ないですよね(笑)

――京都橘高では1年生から選手権の舞台に立ち、年代別代表にも名を連ね、京都に加入して開幕戦でプロデビューと着実にステップアップしていると思いますが、冷静に現状を捉えているようですね。
「それは今まで京都橘の米澤(一成)監督から『調子に乗るなよ!!』とずっと言われてきたし、自分の目標はもっと上にあるので、満足したら本当に終わりだと思っています。開幕戦でデビューして、得点に絡んだからと言ってOKということは絶対にないし、次は自分の特長を出したいし、ゴールも奪いたい。そのためにはどうすればいいのか、何をしたらいいのかを考えています」

――もっと上にある目標というのは?
「僕が小学6年生のときに南アフリカW杯があったのですが、あの大会を見て『W杯に出たい』と思ってから、実は目標を立てたことがないんです。南アフリカW杯で日本はベスト16まで行きましたが、その頃の僕はそこまで勝つとは思っていなかった。でもデンマーク戦で本田(圭佑)選手や遠藤(保仁)選手が素晴らしいFKを決めて、決勝トーナメントに進出して、本当にすごかった。でも、一番覚えているのはパラグアイ戦のPK戦で負けたときで、僕も悔しくなったんです。それから目標は常にW杯出場で、そこに向かって努力しています」

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