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山形MF汰木が今季初2連勝導く10か月ぶり弾! 東京Vは今季初の2連敗

ゲキサカ / 2017年4月15日 17時16分

 優勢に試合を進めていた山形だったが、後半7分にこの日最大のピンチを招く。GK児玉が自陣の高い位置でバックパスを左足で蹴り返そうとした際に、まさかの空振り。ボールをかっさらったFWアラン・ピニェイロが無人のゴールへ右足でシュートを打つが、枠の左に外してしまい、思わず仰向けに倒れ込んだ。

 失点を免れた山形は後半19分にMF瀬川和樹を下げ、DF山田拓巳を投入。山田が3バックの左に入り、同ポジションだったDF高木利弥が左ウイングバックに上がった。投入直後には阪野のポストプレーから中村を経由して左サイドの高木につながり、受けた高木はカットインしてPA内左から右足でシュート。しかし、スリッピーなピッチを滑って加速したボールはゴール左にそれた。

 選手交代と配置変更でさっそくチャンスを作った山形は、後半22分に均衡を破る。右サイドの深い位置まで運んだ阪野が右足でクロスを上げると、ニアの瀬沼がヘディングシュート。至近距離でGK柴崎に阻まれるも、ゴール目の前でこぼれ球を拾った汰木が打つタイミングをうかがいながら中央に持ち出し、最後は思い切り左足で蹴り込んだ。汰木はこれが今季初ゴール。昨年6月12日のJ2第18節・讃岐戦(2-1)以来、約10か月ぶりの一発となった。

 連敗を避けたい東京Vも後半32分、左サイドでボールをもらった高木善が巧みな反転でマークを剥がし、PA手前左へ運んでから右足でシュート。だが、ワンバウンドしたボールはポスト右に嫌われ、同点ゴールには至らない。

 終盤に入って波状攻撃を仕掛ける東京Vに対し、山形は後半アディショナルタイム1分にクローザーとしてMF松岡亮輔を投入。立て続けにピンチを迎えながらも粘り強く守り切り、1-0で逃げ切った。

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