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[プレミアリーグEAST]復帰のJ3出場組が責任果たす。FC東京U-18が市立船橋に勝利!

ゲキサカ / 2017年4月24日 19時6分

 とは言え、より多くボールを握り、仕掛けていたのはFC東京の方。23分には左サイドから中央へドリブルで切れ込んできた小林幹が一気にシュートまで持ち込む。これは市立船橋DFにブロックされたものの、こぼれ球を拾って左へ持ち出した久保が突っ込んできたDFを巧みにかわして左足一閃。ニア上へシュートを突き刺してFC東京が先制した。

 だが、市立船橋はすぐに同点に追いつく。29分、左スローインをゴールライン際でキープした福元が後方へ落とすと、MF平川孟人のクロスをファーサイドの10番MF郡司篤也が頭で押し込んだ。それでも前線のFW原大智と久保を中心に積極プレスを実行するFC東京は39分に再び勝ち越す。カウンターから相手のミスを突いて一気に左ハイサイドを取ったFC東京は、平川が局面を鮮やかに打開。そしてラストパスを受けた小林幹がトラップでDFを外して右足シュートを左隅へ流し込んだ。

 再び追う展開となった市立船橋は41分に福元が左サイドを一気に抜け出してPAへ侵入したが、FC東京CB長谷川光基が好カバーリング。市立船橋は後半、U-16日本代表MF井上怜や平川、郡司を中心にボールを落ち着かせる時間も作り、攻め直しながらクロスまで持ち込む。CKを獲得する回数を増やし、後半17分には左アーリークロスを福元が頭で合わせるなどチャンスもつくった。

 だがFC東京は長谷川、篠原新汰の両CBが準備よく相手の攻撃を跳ね返していたほか、各選手の守備意識高く得点を許さない。逆にMF品田愛斗の正確なキックや、複数のDF相手にも突破していた久保のドリブル、右サイドを2度、3度と打開していたSB岡庭愁人主将の突破、クロスから3点目を狙った。

 市立船橋は左の杉山から得点を予感させるようなクロスが入るシーンもあったが、その回数を大きく増やすことができず。終盤に相手を上回るようなパワーを見せられなかった市立船橋に対し、試合をコントロールして2-1で勝利したFC東京の長谷川は「声かけ合いながら絶対に負けたくないという気持ちが勝ちに結びついたかなと思います」と語り、小林幹は「先週はJ3組がいない中で残ったみんなが本当によく頑張って戦ってくれたというのも分かっていましたし、先週出ていて今回ベンチにも入れなかった人達もいるので、そういう人達の思いとかを考えたら絶対に勝たなければいけないと思ったので、勝ち切れたことは良かったと思います」と喜んだ。

 FC東京U-18は昨年からU-23チームがJ3に参戦。昨年、プレミアリーグとJ3を両立していた先輩たちの姿を見ていた選手たちがトレーニングから思いをぶつけ合っている。その中で出場機会を得たJ3組を含む選手たちが開幕戦の悔しさとチームの代表者としての責任を表現する勝利。佐藤監督は「(勝つことはもちろんだが)このゲームを通して積み上がったかな、成長してくれたかなというところの方が大事。きょうは市船さんのおかげで成長させてもらった試合だった」。今月30日はJ3とプレミアリーグが同日開催。それへ向けてアピールした選手、積み上げた選手がまたチャンスを掴む
 
(取材・文 吉田太郎)●2017 プレミアリーグEAST

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