U-20W杯メンバー発表、内山監督会見要旨
ゲキサカ / 2017年5月2日 19時40分
――U-19選手権から半年、どういった部分を進化させてきたのか。また、この21人でどういうサッカーをしていきたいのか。
「特にアジア(AFC U-19選手権)の決勝では、フィジカルが高いサウジアラビアに苦戦しまして、我々のチームコンセプトとしては、やはり積極的にボールを奪って攻撃に出ていこうという中で、なかなか意図的にボールを奪えなかった。やはり判断のところで、少し身体能力の高い選手、個の能力の高い選手に非常に手こずってしまったところがあったので、南米遠征、ドイツ遠征、Jリーグの厳しい戦いの中で、そういった部分の個々の意識をもう少し粘り強くというところと、判断のところの柔軟性を持つところは強化してきた中で、チームの方向性は変わらないけど、もう少し特に守備のところでは粘り強く戦っていかないといけない。そういったところを求めてきました」
――細かくポジションごとの選考基準を教えて下さい。
「基本的に最終ラインに関しては1次予選、最終予選と無失点で終えて、ベースとしては変わっていません。杉岡に関してはJリーグのパフォーマンスが非常に高く、レギュラーとして安定している。一次予選、最終予選ではメンバーに入っていませんが、湘南でのパフォーマンスと安定したプレーを見せているということで入っています。中盤に関してもベースとしては変わっていないが、当然長くボールを持てるとは思っていません。アジアよりも支配されることもあると思うけど、マイボールになったときに簡単にボールを失わない、中盤でしっかり前向きの時間を作れる選手をベースとして考えています。攻撃に関しては、世界大会はそんなに簡単ではないが、(遠征等で)ゴールチャンスがなかなか作れないことはなかったので、よりクオリティーの高い選手、チャンスメイクできる選手を選びました。またうれしいことに、ここ数試合、代表選手がJリーグでもゴールを決めてくれているので、そういう良い部分を継続したまま大会に入れたらなと思っています」
――南アフリカ、ウルグアイ、イタリアが入ったグループの印象は?
「南アフリカに関しては身体能力が非常に高くて、予選を見るとゲーム自体がオーガナイズされていないけど、やはり個々の身体能力と意外性、そういった部分では迫力がある。我々もバーレーンでマリ代表と対戦したことがあるが、マリのテクニカルよりも南アフリカはフィジカル中心だと思うので、我々は組織の中で対応していく。間延びしたサッカーをやられると難しくなってしまうので、これは三戦とも言えますが、我々の生命線であるコンパクトに攻守にプレーしていくのが一番大事だと思います。
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