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U-20W杯メンバー発表、内山監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年5月2日 19時40分

――久保への評価、アルゼンチン遠征から呼ばれて馴染んで来ているか。
「久保に関しては、昨年の最終予選が終わってアルゼンチン遠征から招集しているが、J3でも出場していたし、U-16のアジア予選も経験して、サニックス杯なども見た中で、私の印象としては彼はサッカーで一番難しい、自分に何ができるかということを一番良く分かっている。味方のこともよく理解して、適応能力が高いというか。アイディアの中で、柔軟に、特に攻撃に関しては変化を持たせられる。グループに入ってたくさんの時間を過ごすのは大事だが、時間が短い中でも判断力が高く、フィットするのもそんなに難しくないだろうという予測のもとで選出しました。やはり判断、的確なプレー、特に攻撃に関して精度の高い選手で、高いレベルをより早く経験して行った方が、彼のために非常にいい。私の感じではアルゼンチンから国内キャンプ、そしてドイツキャンプで成長の速度が目に見えるように、早く感じています。そういった部分も含めて、彼のような選手には早く良い環境と、より高いレベルでプレーさせた方がより効果が出ると感じている」

――日本がU-20W杯に出る意義とは。この大会に出場してどういう選手に育ってほしいか。
「個人的には、久保と同じように他の選手も世界に出ることが、今後自分に足りないところ、自分が何をしていかないといけないか、チームとしてどういうことが必要なのか。より勝って上まで行きたいですが、そういう現実もしっかり見える大会だと思っています。真剣勝負の中でゲームの流れも含めて、いろんな経験をしてみないと分からないし、フル代表、その前の東京五輪、いろんなものにつながっていくと思う。怯えて相手にネガティブに入ってしまうと、何も残らないこともあるので、とにかく持っているものを出してほしい。当然相手に攻められて我慢しないといけない時間があったり、いろんなことを経験すると思うけど、細部のことも感じながら、勝負のところは細部に宿ると思うので、良い準備をして的確にゲームしたいと、それが後につながる。ゲームのコントロールに関しては、これでいいと言うことはないと思うし、素晴らしい経験ができると思うので、アグレッシブにやりたい。それが一番です」

――ボランチに市丸を選出した理由とボランチ全体の選考はどう判断したか。
「一つは自チームで板倉と冨安はボランチもしています。そういった部分で、最終ラインとともに高さが必要となって、彼らをボランチとして考えることもあるかもしれない。市丸は最終予選も非常にテンポを含めてオンの精度が高いので、ゲームのリズムを作っていく、どうしてもそういう時間帯がある、そういうゲームがしたいときに、そういうクオリティーを持っていると思っている。あとは最終予選は守備のところで原が活躍してきたが、今は(新潟で)SBをやったり、J1でレギュラーを勝ち取っていて、守備に関してのユーティリティーは非常に高いと思う。守備はゴールを守るのが一番ですが、積極的にボールを奪う中では、高さも必要なので、そういう選出になっています」

――FWの選考で田川が4人目に選ばれたと思うが、田川に期待することと彼を選んだ理由。
「これもユーティリティーに関わるが、前線に関してはガンバで堂安が2トップをやったり、三好も前線をやります。高さが小川一人しかいないが、タイプ的に前線にほしいと。田川もサニックス杯で左足とスピード、高さなどの身体能力も持っているし、ずっと気になっていた選手だった。鳥栖では交代出場ですが、スピードを生かした中で、かなり明確なゴール前の動きを見せ、スピードを活かした自分の特長は出ていると思った。特に前線に関しては、ちょっと違うタイプの選手がほしかった」

(取材・文 折戸岳彦)
●U-20W杯韓国2017特集ページ

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