「怖いというよりも点取れない方がチームにとってはマイナス」。U-20代表候補は戦う高校生FW安藤瑞季が決勝点
ゲキサカ / 2017年5月11日 16時42分
[5.11 練習試合 U-20日本代表候補 2-1 FC大阪 J-GREEN堺]
チームの勝利のため、ゴールを奪うためならば何度でも、何度でも身体を張る。U-20日本代表候補は1-0で迎えた3本16分に高校生FW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)が追加点。左サイドへ抜けたボールに反応すると、接触プレーに怖れること無く突っ込んでDF2人の前方へ抜け出し、最後はGKとの1対1から右足ループシュートでゴールを破った。
「(接触プレーが)怖いというよりも点取れない方がチームにとってはマイナス」「点取れるためならケガしちゃってもいい」と、平然と言ってのけるストライカーが奪った1点。2本目にはFW山根永遠(C大阪)やMF鳥海芳樹(桐蔭横浜大)のパスで抜け出してGKと1対1になるようなシーンが2度、3度とありながら、決めることができなかった。チームに迷惑をかけるようなミスもあった。それだけに、自分らしく身体を張って、決めた決勝ゴールを喜んだ。
高校生離れしたフィジカルコンタクトの強さと負けん気の強さを持つFWは昨年、U-17日本代表に初選出され、今年はU-18日本代表、日本高校選抜、そして今回のU-20日本代表候補合宿と世代のトッププレーヤーたちとプレーする機会を得られている。全国高校総体長崎県予選前に成長する機会を与えてくれている長崎総科大附のためにも、結果を残すことを目指すと同時に、何かを持ち帰る意気込みだ。
「国を背負って自分がやらないといけないという自覚が生まれてきている。一つでも多くのことを盗めるようにしたい。(山根)永遠クンだったり、FWの人には負けたくないですし、良いパス出してくれるみんなのために自分は守備でも貢献しなければいけない」と力を込めた。
日本高校選抜の欧州遠征でゴールを決めたり、年代別日本代表でゴールを決めても「ここがゴールではない」「全然満足していないです」と繰り返してきた。失敗しても挫けずに繰り返し走ってチームの勝利に繋がるゴールや身体を張った攻守に結びつけるFWは、「ずっと上を見て、頑張ります」。今年の高校サッカー界を代表するストライカーはあと2日間、貪欲に学び、年上の選手達との合宿、U-20アメリカ代表戦(13日)などの対外試合を飛躍するための糧とする。
(取材・文 吉田太郎)
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