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川崎Fがド派手なAG3発で8年ぶり8強へ前進!!“タイのメッシ&英雄”が牙を剥くも後半に倍返し

ゲキサカ / 2017年5月24日 0時44分

川崎Fが後半の3ゴールで逆転勝利

[5.23 ACL決勝トーナメント1回戦第1戦 ムアントン・U 1-3 川崎F ノンタブリー]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦第1戦が23日に行われ、川崎フロンターレは敵地でムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦し、3-1で逆転勝利を飾った。公式戦5連勝を達成し、2009年大会以来8年ぶりのベスト8進出へ大きく前進。第2戦は30日に等々力陸上競技場で行われる。

 川崎Fは直近のリーグ戦である19日のJ1第12節・鹿島戦(3-0)からスタメン5人を変更。DF奈良竜樹、MF田坂祐介、MFハイネル、MF家長昭博、FW森本貴幸が起用され、布陣は4-2-3-1でスタートした。最終ラインは右から田坂、奈良、MF谷口彰悟、DF車屋紳太郎が並び、ダブルボランチはMF中村憲剛とMFエドゥアルド・ネット。2列目は右にハイネル、トップ下に家長、左にMF阿部浩之を据え、森本が1トップを担った。

 一方、ムアントン・Uも川崎Fと同じ4-2-3-1。センターバックの右には、過去に清水、横浜FM、甲府でプレーしたDF青山直晃が入った。また、トップ下は7月から札幌への期限付き移籍が決まっている“タイのメッシ”ことMFチャナティップ。1トップは“タイの英雄”と呼ばれるFWティーラシル・ダンダが務めた。

 高温多湿の気候もあり、開始から両チームともスローペースで試合を進める。川崎Fは前半11分に左サイドでFKを獲得すると、中村のクロスがクリアされた流れからPA手前右の阿部が右足でボレー。クロスバーの上に外れるが、同15分には中村のスルーパスからハイネルが右サイドを抜け出す。しかし、PA内右から折り返したボールは青山に蹴り出された。

 さらに前半23分、車屋のパスを受けたエドゥアルド・ネットが阿部とのワンツーからPA内やや左に進入。左足で狙うが、シュートは相手DFに至近距離でブロックされる。同25分には右サイドの田坂からボールを預かった中村がスルーパスを供給。受けたハイネルがPA内右から右足でシュートを放つも、相手GKにセーブされた。

 川崎Fにボールを支配されるムアントン・Uだったが、前半37分に決定機。エアポケットのように空いたPA内左のスペースでチャナティップがパスを受け、フリーで右足を振り抜く。しかし、シュートはGKチョン・ソンリョンの右手の指先をかすめ、クロスバーを越えた。

 互いに決め手を欠き、このままスコアレスで折り返すかに思われた中、ムアントン・Uが均衡を破る。前半アディショナルタイム3分、DFティーラトン・ブンマタンが左足で斜めのくさびを入れると、チャナティップがスルー。マークを外して受けたティーラシルがPA手前中央で前を向き、右足でシュートを放つと、低い弾道のボールがゴール左に決まった。

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