1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「胸にもう一個星をつける=全国制覇」へ!富山一が5試合で計63得点無失点の圧巻V!富山

ゲキサカ / 2017年6月4日 21時46分

 逆に富山一は34分に大竹と坪井が2人で決定機を作り出してしまうなど、粘る水橋を局面局面で上回って来る。そして後半2分、富山一は左サイドの中田からパスを受けた坪井がPAで相手DF2人を鮮やかにかわして左足で追加点。すると、8分には中盤での攻防戦からボールを拾った高縁が右足ミドルを左隅に決めて3-0と突き放した。

 さらに多賀の右足ミドルなどで攻め続ける富山一は28分にも中田の左ロングスローを前田が頭で合わせて4点目。水橋は後半、ボールを奪いきれなくなり、終盤の連続攻撃も得点に結びつけることができなかった。

 富山一は今大会、けが人が多く万全では無かったものの、今年の選手たちの特長を活かした3-5-2の陣容でチーム、個人が力を発揮。ライバルたちをねじ伏せた。今年はプリンスリーグ北信越でも開幕6連勝を飾って首位をキープするなど、より高いレベルの戦いでも強さを示している。

 もちろん、ボール回しの細かい精度、セットプレーの守備などを修正することが必要。県予選では多少アバウトな攻撃でも攻めきれてしまう部分もあった。その上で大塚監督は「(胸のエンブレムに)星をもう一個つけたい。歴史変えて行こうよ、と言っています。コンディションが万全ならばもっとできると思うんですよ」と期待を寄せる。

 中田が「優勝してもう一個星をつけたいです」と語るなど、各選手たちも口々に「全国優勝」を口にするなど、チームの目標ははっきりとしている。多賀は「個の能力は高いと思っているので、あとは突き詰めるところを突き詰めていけば。日頃の行いとか、細かい所を突き詰めていかないと日本一には届かないと思っている」。簡単に目標が達成できるとは思っていない。だが、ポテンシャルは十分にある富山一。北信越勢として初の日本一に輝いた13年度選手権に続く「星」をユニフォームに加えるために、日頃から突き詰めて、貪欲に成長を遂げて、全国総体で目標に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください