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「U-20W杯までは無理だと思っていた」…湘南DF杉岡大暉、世界相手に自身の可能性を広げた18歳

ゲキサカ / 2017年6月21日 15時54分

――ゴールを奪った後の周囲の反響も大きかったと思いますが。
「僕はゴールを取ったから『すごい』とあまり思われたくないというか、普通のプレーを褒められたい気持ちがあります。『ビルドアップが安定しているね』『仕掛けて行くのがアグレッシブだね』とか、『杉岡の守備は安心できる』とか、そういう部分を評価してほしいので、ゴールは“おまけ”とまでは言いませんが、そこまで気にしないようにしています。特に持ち運ぶところは、自分にしかない長所として生かしていきたいと思っているので、これからもドンドン出していきたいです」

――中学生の頃は中盤の選手だったこともあり、ドリブルには相当自信があるようですね。
「小学生くらいのときは結構ガンガン行っていたし、ドリブルが好きだったので、その意識が残っています。でもスピードが特別あるわけではないし、技術が高いわけでもなく、派手な選手でもない。僕は守備をしてナンボの選手なので、攻撃的なポジションは難しいかなと思っていました。最終ラインから攻め上がる方が、相手も油断しているというか、隙も生まれやすいので、『行ける』と感じたら一番後ろからガンガン仕掛けていきたいですね」

――順調にプロ生活をスタートされたと思いますが、残りのシーズンでどう成長していきたいですか。
「プロになってサッカーに費やす時間が本当に増えたと思います。サッカーが仕事だと実感しているし、本当にサッカーしかない。けど、毎日が充実しているし、サッカーのことでやることだらけです。足りないものが多い分、自分でも伸びしろがあると感じているので、年間を通して試合に出続けることを目標に、試合に出るだけでなく、一つひとつ課題をクリアして攻守にもっと成長していきたいです」

SBでやれる自信を得られた
自分の可能性を引き出せた大会

――5月にはU-20日本代表の一員としてU-20W杯に出場しました。
「SBでもやれるという自信を得られたし、本当にあの大会を経験できて良かったです。せっかく世界と対戦するなら、強力なアタッカーとマッチアップしたいと思っていたので、自分が思い描いていたような理想通りの経験ができたと思います」

――U-20日本代表ではずっとCBで調整を続けていましたが、グループリーグ第3節イタリア戦(△2-2)と決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦(●0-1)では左SBでの出場となりました。
「僕は高校の頃はチームで一番足が遅いくらいで、本当にスピードがなかったんです。トレーニングをこなして少しずつ速くなり、高3の頃には普通くらいのレベルになったと思いますが、SBは本当に速い選手がプレーするイメージがあるので、正直W杯の前までは僕には無理かなと思っていた。できないことはないけど、向いているとは思わなかったですね。でも、本当に試合に出たかったので、試合に出られるならどこのポジションでも良いと思っていました」

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