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「U-20W杯までは無理だと思っていた」…湘南DF杉岡大暉、世界相手に自身の可能性を広げた18歳

ゲキサカ / 2017年6月21日 15時54分

――ただ、イタリア戦では対面するFWリカルド・オルソリーニに開始3分でいきなり先制点を奪われてしまいます。
「さすがにマズイと思いました…。でも、自分が経験してきたことを振り返ると、『その後のプレーが大事だ』と分かっていたので、うまく割り切れたと思います。失点の後は自分のペースでやれたところがあったし、ドリブルだったり、ワンツーで入って上がっていくことが前半に何回かできた時点で自信を持てたし、守備でも対人のところで止められた部分もあったので、間違いなく良い経験になったと思います」

――左SBの経験がそれほどない中で、よく立て直せましたね。
「U-20日本代表では練習を含めて、ずっとCBでプレーしていましたが、湘南では3バックでも、結構サイドに開いて4バック気味にプレーするときもありました。その経験があったので、やれるだろうと思ったし、やっぱり良い意味で気にせずにやれたのが良かったと思う。それに決勝トーナメントに進出して、決勝トーナメントでも自分が絶対に出てやろうという気持ちがあったので、良いプレーをしてアピールして、次につなげたい気持ちが強かったですね」

――続くベネズエラ戦でも先発出場を果たしました。対面したFWセルヒオ・コルドバはグループリーグ3戦で4点を奪っていました。
「イタリア戦で攻守に自信を持てていたし、連係の部分もしっかり話し合いができていました。ベネズエラを相手に90分をゼロで抑えられたということは、大会期間中の短期間で少しは成長できたのかなと感じます。本当にSBであれだけ自信を持ってプレーできたのは、自分自身初めてだった。スピードに自信がなくても、タイミングとかを工夫して細かい駆け引きで勝負できると感じたので、そう考えると、自分の可能性を引き出せた大会だったと思います」

SBとCBを高いレベルでこなす
それを自分の特長の一つにしたい

――U-20W杯期間中に湘南も4バックを併用するようになり、チームに復帰後は左SBで起用されることもあります。
「ちょっとビックリしましたね(笑)。本当にうまい具合にというか、良いタイミングで湘南も4バックを使うようになっていました。でも、チームでやるべきことは変わっていなかったので、そんなに戸惑いませんでした」

――3バックの左CBの方が持ち味を発揮しやすいと感じることはありませんか。
「4バックのCBだとあまり攻撃参加できないし、SBだとやっぱりU-20W杯前の自分はサイドを駆け回れる選手ではないと思っていたので、3バックが自分には一番合っているのかなとは感じていました。でもU-20W杯を経験してSBでもやれる自信を得られたので、今はSBでのプレーを前向きに捉えています」

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