1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]:特別な日(三菱養和SCユース・加藤慎太郎)

ゲキサカ / 2017年7月13日 19時55分

 試合後に少しだけ会話ができた宮崎からは、「『何もできなくてスマン』と言われた」そうだ。「ノゾ(上原)もジュニアからずっと一緒にやっていて、2人とも今は前橋育英という素晴らしい高校で、スタメンに名を連ねているというのは本当に尊敬できるし、やっぱりアイツらはやれるヤツなんだなって。だから、またやり合いたいなって気持ちが強くなりました」と話す加藤の視線は、既に12月のリターンマッチも見据えていた。

「お互い成長した上で、鴻がやれなかったこと、俺がやれなかったことをしっかり各々克服しつつ、ベストな状態の鴻とやって、また勝ちたいなという気持ちはありますね。逆にノゾも鴻もまた一段階強くなってくると思いますし、それに負けないくらいやらなきゃ次は勝てないと思いますし、次に戦う時も勝ちたいです」。

 5か月後の彼らを取り巻く環境がどうなっているのかは、今はまだ知る由もないが、きっと宮崎がこの日の感情を忘れることはないように、加藤がこの日の感情を忘れることもないだろう。「本当に今日1日は嬉しかったですね。アイツと戦えて。今日は本当に特別な日だったんですよ。本当に特別な日だった…」。その加藤の言葉で、2人にとっての『特別な日』は締め括られた。

 大学へ進むことになれば、また同じチームでプレーする機会があるかもしれないが、加藤にそのつもりはないという。「鴻とは戦いたいですね。鴻とは同じチームでやるというより、やり合える仲でいたいという気持ちがあります」。それでも、違うチームでやり合い続けた先に、2人の努力がたゆまぬものであったとすれば、再び同じユニフォームへ袖を通す機会は訪れるはずだ。それはプロという世界でのことか、あるいは国を背負った舞台でのことか。

 その夢を見る権利が、17歳の彼らには十分過ぎるほどにある。

▼関連リンク
SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史
●2017 プリンスリーグ関東

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください