ユニバ代表FW中野誠也がU-20代表から貫禄の2発!!天皇杯から中1日も疲れみせず
ゲキサカ / 2017年8月14日 10時21分
[7.14 練習試合 U-20日本代表2-2ユニバーシアード日本代表]
貫禄の2発だった。ユニバーシアード日本代表はU-20日本代表と2-2の引き分け。前半のみの出場で2得点を挙げたのは筑波大の磐田内定・FW中野誠也(4年=磐田U-18)だった。前半5分、32分に得点を記録。年代別代表チームを手玉に取る活躍をみせた。
この日のユニバ代表は4-1-4-1システムを採用。1トップを務めた中野にいきなりチャンスはやってきた。前半5分、敵陣でボールを奪ったアンカーのMF守田英正(流通経済大4年=金光大阪高)がMF渡邉新太(流通経済大4年=新潟U-18)へつなぎ、スルーパス。「ビルドアップの時点で相手のCBが開いているのもわかっていたので、相手の状況を見れていたのが良かったと思います」。抜けた中野が右足で対角へ流し込み、1-0と先制した。
前半26分には1点を返されたが、同32分に追加点。PA内で渡邉が受けた瞬間にPA内へ詰めていた中野は瞬時にスルーパスでは読まれると感じ、「フリック!」と声を張った。「新太が“かかと”か何かに当てて、コースを変えて前に落としてくれた。あとはDFとGKの状況を見て、決めるだけでした」。難なく鮮やかに流し込み、この日2点目。2-1と再び差を広げた。
2得点の活躍をみせた中野は前半のみで交代。チームは後半に追いつかれ、2-2で引き分けたが、両チーム合わせて一番の存在感を示したのは中野誠也だった。12日には天皇杯・福岡戦を戦ったばかり。中1日だったことに加え、アミノバイタル杯や天皇杯を含めると14日間で7試合目と連戦続きだったが、影響を感じさせず。45分間はつらつとプレーした。
「正直、身体はきつかった」と明かすも、「自分(の出場)は45分だろうなというのはあったので、中1日で45分間やれないようでは体力がないと思う。ユニバの日程(中1日での3連戦)もあるので、自分のなかではやらないといけないと思った」との覚悟でピッチに立ち、結果を出した。
年齢的には“弟分”にあたるU-20日本代表を相手に2得点を叩き込んだFWは「代表ですし、素晴らしい選手、Jで活躍している選手もいるので、後輩とはいえ、もちろんリスペクトしています。ただ年上なのは自分たちなので負けられないという気持ちはあった。そういう気持ちはプレーで出せれたかなと思う」と胸を張った。
(取材・文 片岡涼)●ユニバーシアード競技大会2017特集
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