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「自分はちゃんと成長できているのか…」 福岡DF冨安健洋、ストイックな18歳の葛藤

ゲキサカ / 2017年7月19日 7時30分

――自分のこのプレーを見てほしいという部分は?
「強いて言うなら、ボールを奪うことに関してはストロングポイントだと思っているので、そういうプレーはドンドン見せたいですが、まだまだ一試合でボールを奪う回数は少ないので増やしていきたいというのが本音です。それと、ボールを奪った後に前に出て行くプレーはもっともっと見せていきたい部分ですね」

――U-20W杯で感じた課題とともに、やるべきことが多いですね。ただ、そういう壁を越えていくことで自身の成長も実感できるのではないでしょうか。
「いや自分の成長って感じないんですよ、プロになってからの変化もほとんど感じません(笑)。例えばサイドチェンジとかなら日によって蹴れたり、蹴れなかったりで安定しないし、常に『もっとやれるんじゃないか』『自分の力をすべて出し切れていないんじゃないか』と思いながらプレーしていることが多いので、逆に『今、自分はちゃんと成長できているのかな?』『本当に自分は大丈夫なのかな?』という焦りの方が強いです」

――ストイックですね。
「どうなんですかね。サッカー選手って皆、そうなんじゃないですか。ストイックなのか分かりませんが、満足することはないと思います」

――去年はJ1を経験しましたが、成長スピードを上げるには上のカテゴリーでプレーする必要性を感じましたか。
「今年J2で戦って、J1とJ2の違いを最初の2、3試合で感じたし、年代別代表で集まってプレーするときも、J1でプレーしている選手には余裕があると感じるので、J1でプレーした方がより成長できるだろうなと思いますが、自分は海外に行きたい気持ちがあります」

――海外に行きたいと思うきっかけは?
「2年前(15年11月)の海外遠征でU-18イングランド代表と対戦して1-5で敗れましたが、本当に衝撃を受けた試合でした。パスのスピードや判断のスピードが速すぎてついていけず、あのときの相手は日本とは違い過ぎた。その差を少しでも埋めるために、海外でプレーしたい気持ちが一気に強くなりました。海外に行ってみて、日本とは違う環境で生活してみたら、違ったものが見えてくるのではないかという気持ちが自分の中にはありますが、もちろん海外のトップリーグのトップチームにいきなり行けるとは思っていません。スタートは下のカテゴリーでもいいので、環境を変えるというのは選択肢の一つとして持っています」

東京五輪に向けて
ゼロからやらないといけない

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