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アメリカ・サッカー留学の可能性 IMGアカデミーの最先端トレーニングに迫る Vol.2

ゲキサカ / 2017年7月28日 1時29分

IMGアカデミーの室内施設でトレーニングするアスリートたち

IMGアカデミーの核心はフィールド外にある? “APDプログラム”って何だ!?

 ジュニアからトッププロまで世界中からアスリートが集まるIMGアカデミーで元日本代表FWの高原直泰氏がプログラムを体験し、レポートする特別企画第2弾。今回はサッカートレーニングではなく、フィールド外で行われるフィジカル、メンタル、そしてビジョンと、世界でも類を見ない最先端のトレーニングを紹介する。

APDプログラムとは?

 IMGアカデミーを卒業したトップ選手の活躍で各種目の練習風景をメディアなどで見かけることはあるものの、その裏にある核心とも言うべきトレーニングを目にすることは多くない。Athletic & Personal Development、略してAPDと呼ばれる複合プログラムがあり、特に長期留学をする選手たちはこのすべてを受けることになる。

IMGアカデミーで行われているAPDプログラムの一覧
 いわゆる筋トレ系のフィジカルトレーニングからメンタル、ビジョン、栄養学などアスリートとして必要なものだけでなく、リーダーシップやライフスキルなど人間形成にも役立つプログラムがそろう。ジュニアスポーツの中でそれぞれ少しずつ認知、普及されてきているが、その最先端のトレーニングが一箇所でできる施設は世界中を見てもなかなかない。それぞれのプログラムについて、高原氏の体験および感想とともに紹介しよう。

アスレチック・トレーナーと理学療法士

 サッカーコーチと並んでとても大切な存在がアスレチック・トレーナーと理学療法士だ。練習後のアイシングや身体を痛めた際のテーピングなどはもちろんだが、IMGアカデミーで一番大事にしているのは“ケガをしないこと”。アスレチック・トレーナーは選手一人ひとりの身体のバランスや可動域などをチェックしながら、ケガを予防するためのトレーニング方法などもアドバイスしている。そして万が一、ケガをしてしまった場合でも、アスレチック・トレーナーとともにエキスパートである理学療法士がそれぞれのリハビリメニューを用意するので安心してトレーニングに参加できる。


アスレチック・トレーナーによる身体のバランスチェックを受ける高原氏
「基本的な考え方は日本にも同じようにありますが、プロチームでもここまでの施設や人材をそろえているところはないですよ。必要なときにいつでも利用できる環境は素晴らしいです。ただ、一つ大事なのは、特に育成年代にはケガをしないための身体作りが大事なことをきちんと理解させることだと思います。いくら施設があっても利用するかは自分次第ですから」

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