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『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:205センチという“個性”(鳥取・畑中槙人)

ゲキサカ / 2017年9月11日 11時10分

 プロの世界では、いかに自分だけの“個性”を有し、それを磨き上げられるかが何よりも重要であることは言うまでもない。高校生の頃の畑中は、その“個性”があまりにも突出していたために、あえてそれ以外の部分にも目を向けようとしていたように映った。だからこそ、一番聞いてみたかったことを聞いてみた。「プロに入る前と入ってからで、自分の“身長”に対する意識は変わった?」と。

「高校の時はヘディングだけできてたら、『やっぱコイツデカいだけや』みたいに言われるのがちょっとイヤやなあと思う所もあったんですけど、今は役割がハッキリしているので、ヘディングは絶対に負けないのが当たり前で、お客さんも俺のヘディングを見に来てくれていて、みたいな部分はやっぱり感じていて、今はそれにプラスアルファで『おっ、意外と足下もあるな』みたいに思われればいいかな、というふうにちょっと変わりました。だから、自分の武器はヘディングですよね。クロスからバチーンと決めて、『これを見に来たんだよ』みたいに、サポーターに思わせてあげたいなと思っています」。

 答えは明確だった。それはすなわち覚悟とも言い換えられる。“身長”と“ヘディング”。この“個性”を携えてプロの世界で生きていこうと、21歳の青年は腹を括っている。ちなみに、いつの間にか2センチ伸びていた身長はJISSで測った時のそれ。「高2の時に『やっと身長止まりました』って言ってたのにね」と水を向けられ、「1回止まった感じがあったんですけど、全然止まってなかったですね(笑) 今もひょっとしたらわからないですけど」と浮かべた笑顔は、3年前とまったく変わっていなかった。

「周りにはもうサッカーをやっていない友達も結構いる中で、こういうふうに毎試合メンバーに入れるか入らんか、試合に出れるか出れんかみたいな、そういうドキドキで人生懸けてやっている感じは、誰にでも味わわられへんやろうなって。今それができるのは幸せだなって思ってやってますね」。その高さ、205センチ。日本サッカー史上類を見ない“個性”を有する畑中槙人は今、本当の意味でプロフットボーラーとしての道を歩み始めている。

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SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

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