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『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:変化(駒澤大高・米谷拓海)

ゲキサカ / 2017年9月24日 22時3分

 主力として2度の全国8強を手繰り寄せた西田の復帰も近い。ただ、「西田はやっぱりチームの中で影響力のある人間だと自分も思っていて、彼がキャプテンになっても、自分が手助けできる部分があると思いますし、誰がキャプテンになっても3年生がソイツに任せっきりとかでは絶対ダメだと思うので、そういう点では3年生たちでしっかりチームを引っ張ったり、指示を出したりはしていきたいと思います」と言い切る米谷のリーダーシップが、おそらく今まで同様にこれからのチームも支えていくであろうことに疑いの余地はない。

 自宅から程近い会場での試合だったため、米谷は自転車に乗ってきていた。「地元なので今日は良い思い出もできました。来る時もみんなが駅に着いた頃、家を出ればちょうどみたいな感じでしたし」と少し砕けた口調で笑う。聞けば、最近は学校でもクラスメートから「よく笑うようになった」と指摘されているそうだ。「ここ数か月でメンタルのことに関しては変わってきていることを実感しています」。その言葉にも素直に頷ける。

 話を聞き終え、別れた直後。後方から自転車が颯爽と追い抜いていく。「家が近くていいなあ」。背中に声を掛けると、少し振り向いた笑顔の口からは「10分後にはお風呂に入ってまーす。さようなら!」と意外な、かつ楽しげなセリフが発せられた。「人生で一番ツラいくらいだった」夏を越え、以前より少しは軽くなったであろう“心のペダル”を踏みしめながら、前に進んでいく米谷がチームメイトと挑む最後の大会は、いよいよ1か月後にその幕が上がる。

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SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

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