ファイナリストを目指すU-17W杯、MF平川怜「自分が一番だと思われるプレーを」
ゲキサカ / 2017年10月3日 16時53分
高校1年生だった昨季からFC東京U-18で主軸を担い、昨年10月末にFC東京U-23の一員としてJ3デビューも飾った。ユース出身の“最高傑作”との呼び声も高いMF平川怜にとって2017年は勝負の年。2つのカテゴリーで試合出場を重ね、着実に階段を上る一方、U-17W杯での躍進を胸に誓う。
00年生まれ世代の代表チームでは発足以来、欠かさず代表に呼ばれ、U-17日本代表の森山佳郎監督が「チームの心臓」と信頼を寄せる中心選手。次世代を担う天才ボランチがFC東京での現在地、U-17W杯への野心を語った。成長著しい17歳はW杯で世界を驚かせるかもしれない。
U-23の強度に慣れ
通用するプレーは増えている
――昨季はFC東京U-23チームで武藤嘉紀選手(マインツ)が付けていた14番を背負いました。
「背番号は気にしていなかったのですが、周りの人から期待されることはすごくうれしいです。ただ、その期待に応えられているかというとまだそうじゃないと思う。これからトップチームに上がって、結果で証明していきたいです」
――昨季からFC東京U-18とU-23チーム、両方のカテゴリーで試合に出場していますが、それぞれ今季の目標は?
「ユースでは3冠を目指しています。去年は先輩に助けてもらう部分が大きかったのですが、今年のクラブユース選手権では自分が中心になってプレーをして、チームを引っ張っていく立場になってきたのかなと思います。J3では『中心選手になる』という目標を立てていたけど、まだまだ……。達成できていないです」
――上のカテゴリーでプレーすることで成長スピードは上がっていますか?
「昨年に比べてボールに関わる機会は増えています。U-23で強度の高いゲームを経験することで、成長速度は上がっていると思います。ユースとの一番の違いはフィジカルの強さ。J3の強度にも少しずつ慣れて、パワーもついてきました。筋トレをして当たり負けしない体をつくろうとしていて、力強さという部分では成長できていると感じますし、J3デビューしたばかりの頃より通用するプレーが増えている気はします。ただ、まだまだフィジカルで勝てるようにはなっていないので質を上げていくことが今後の課題です」
――自分の強み、見てほしいプレーを教えてください。
「まずはテクニックと、その技術を生かしたゲームコントロール。あとはドリブル突破にも注目して見てほしいです。パスからゴールを生み出せるのも自分の特長だと思うので今後も続けていきたいですが、もちろん自分がゴールをしたときの喜びも大きいです」
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