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[MOM2229]愛媛県FW塩崎彰(愛媛U-18、1年)_小3から目指してきた地元国体で決勝ゴール!

ゲキサカ / 2017年10月2日 21時32分

後半32分、愛媛県FW塩崎彰(右)が決勝ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.2 国体少年男子2回戦 愛媛県 2-1 岐阜県 新居浜市営サッカー場1G]

 決してチャンスが多い試合だった訳ではない。前半は相手に押し込まれる時間帯が長く、愛媛県が焦って出したロングボールは岐阜県が確実に回収。愛媛県が地元観衆を沸かせたのはセットプレーやカウンターの際など数回に限られた。だが、後半にチャンスの数を増やした愛媛県は21分に同点。そして、近藤尚稔監督(土居高)が「冷静にタフに、1チャンスを狙ってくれた」と評したように、焦れること無くチャンスを待ち続けたFW塩崎彰(愛媛U-18、1年)が愛媛県を初戦突破へ導くゴールを決める。

 1-1で迎えた後半32分、愛媛県は中盤でインターセプトしたMF三原秀真(愛媛U-18、1年)が「トップの選手が上手く動き出してくれていたので、1タッチで行けるかなと試合中思っていた」と上手くボールを引き出した塩崎へスルーパス。完全に抜け出した塩崎は、GKとの1対1から右足アウトでの1タッチシュートを決めて、歓喜を爆発させた。

「三原がボールを出してくれると思って信じて走ったら、あとはGKが出てきたので、確実に決めるだけでした。GKが出て来て若干焦ったんですけど、届くかなと思って足を伸ばして、角度があまりなかったのでアウトにかけたら入った」と塩崎。そして、「家族とか、親戚とか、色々な人が見ていて、嬉しくて、今までの感謝の気持ちを持って走っていきました」とゴール後に迎えた最高の瞬間について笑顔で振り返った。

 塩崎は小学校3年生の時から地元国体での優勝を目指す愛媛県選抜候補として強化されてきたという。MF谷岡昌(愛媛U-18、1年)やMF美佐田誠大(愛媛U-18、1年)は当時からの仲間。「他の人も小さい頃から知っていて、違うチームだったんですけどライバル意識を持ってやっていた」という中で塩崎は、相手のラインの間でボールを受けて、ドリブル、スルーパスで切り崩し、ゴールを決めることを磨いて武器にしてきた。

 7年越しで目指してきた地元国体のメンバーに選出された塩崎はこの日、交代出場でゴールを決めたFW岡本航汰(今治東中等教育学校、高1)からも刺激を受けて「自分も勢いに乗って点に絡んでいこう」と考えていた。そして「背後への動き出しを意識して1チャンスをずっと狙っていました」という動きで決勝点。青森県との準々決勝もチャンスの数は多くないだろう。それでも1チャンスを逃さずに決めて、再びチームを勝利へ導く。

(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集

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