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日本vsニュージーランド 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年10月7日 3時2分

 特に井手口や(山口)蛍のような選手。たまに憤りを感じてしまう蛍だが、彼はクラブの試合でそういったトライがまったく見られない。だから私は彼にプレッシャーをかけている。正確で良いシュートを持っているからもっとトライしてもらいたいし、さらにその精度を上げるためにトレーニングしてほしいと思っている。25m、30mからのシュートを決められるようにするにはトレーニングが必要だ。決まらなかったが、少なくともそういったシュートが見られたということで一歩目は踏み出せたかなと思う。(長友)佑都も2回、シュートを打った。彼のボールがどこに行ったのか分からないので、まだ探しているみたいだが(笑)」

─日本は以前と比べてFKのうまい選手が減っているが、それも練習で改善していけるのか。
「中村(俊輔)を含め、いいFKを蹴れる選手がたくさん点を取っていた時代があったことは聞いている。ただその前にFKを得ることができていない。だから選手たちにFKをもっと得ないといけないと強く求めている。オーストラリアはCK、FKから得点の6割を生んでいる。強豪と呼ばれるチームもそのようにセットプレーから点を取っている。今の日本に中村のようなキッカーがいないのは事実かもしれない。しかし、キッカーがいたとしてもFKがなければ点を取ることはできない。今日はCKのキックも良くなかった。もちろん、トレーニングをしていないということも事実としてあるが、ボールが少し遠いところに行ってしまい、高いレベルのものを見せることができなかった。選手たちと話をして準備をし、全員で自分たちがこういうところも向上できるというビジョンを持つようにしたい。以前、私は現状ではW杯で通用しないという話をした。オーストラリア戦、UAE戦、サウジアラビア戦などで非常に高いレベルのゲームができることも見せたが、まだまだ選手たちそれぞれが修正できる点もたくさんある。選手たちもそれを意識している。それはいいことだ。選手たちも自分たちで修正、向上しようとしている。そのような姿勢の選手がいれば成長しやすくなる」

─倉田の得点のように、押し込んだときにボックスに遅れて入ってくる選手が少ないように思うが。
「倉田の話もあったが、交代のとき彼には『フィニッシュまで行け』と言った。杉本が孤立していたので、2列目から前に行けという指示をした。(小林)祐希にもそれを要求した。乾が入ることによって、(長友)佑都らが絡んでチャンスがあると思ったし、逆サイドからも飛び込んできた。25m、30mぐらいの距離からのシュートでは個人として少し焦るような場面もあった。少しスピードアップして打つことが必要だった。井手口はまだまだ若い選手で、これから成長していくと思う。前半も久保と武藤が開きすぎていた。久保や武藤にボールを出して、彼らが内側に向かって走り出せば、フリーで相手ゴール前に入れた。もう少しテクニックがしっかり使えたり、ボールをプロテクトできたりしていれば、より良い場面につながっていた。もっと一緒にプレーすれば、連動もしてくると思う。

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