1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

2年連続の大怪我の末に…福岡内定・明治大FW木戸皓貴が手にしたもの

ゲキサカ / 2017年11月15日 12時15分

 不振のチームで何もできないもどかしさを抱えながら、必死にリハビリへ取り組む日々。実戦復帰から遠のくなかでも、これまでの実績を評価され、ユニバーシアード日本代表にも選出された。だが回復具合が思わしくなかったことや過密日程等も考慮して、同代表は辞退。総理大臣杯へ照準を合わせた。

 万全の状況で8月に戦線復帰すると、9月に行われた総理大臣杯ではチームを3年連続の決勝進出へ導く活躍。惜しくも準優勝となったが、過去二度の大怪我を負った地で堂々とプレーするたくましさをみせた。

――ユニバ代表選出当時は、選ばれたことへの感謝を話し、世界大会を楽しみにされていましたが、結果的に辞退されました。
「ユニバ代表に選んで頂いて、いきたい気持ちも強くあったんですけど、自分はこの明治大で育てられて成長したというのもあって……。ここで無理をするよりも、総理大臣杯で怪我をした悔いは、そこでしか晴らせないなという思いもあったので、ああいう決断になりました」

――迎えた総理大臣杯では、2年連続の大怪我を負ったこともあり、『止めておいた方がいいんじゃないか』と心配する声もあったそうですね。
「自分のなかでも“怖い”というか、そういう思いは相当強かったです。それでも復帰したての時は怖かったですけど、段々とチームに馴染んできて、大会に入る時も不安は過ぎりましたけど、それ以上に楽しみに思う気持ちの方が増していました」

「(二度怪我した場所である)長居でやった試合も正直いえば怖かったんですけど、それ以上にチームを勝たせたいと、そういうところにフォーカスできていたので、試合に出ることを怖がってはなかったです。それがプレーと結果につながったと思います」

――怪我をしたときのことを思い出し、試合前日に眠れないことなかったのでしょうか?
「試合前は眠れなかったです。試合とか練習とかをやっている時は全然怖くないんですけど。ピッチ外とかで人の試合を見たりするときの方が怪我のことが過ぎったり、変な頭の回転になるので、そこが難しいですね。そんなイメージはしたくないのに、『うわぁ……』と思ってしまったり……。なので試合の夜とかは色々イメージして、結構眠れなくて。でも、あまり寝なくてもいける人なので!問題は無かったです(笑)」

――今年の総理大臣杯決勝を迎える心境はどのようなものでしたか?
「楽しみな気持ちもあるけど、ここで2回も怪我したんだという恐怖もあったので、会場に入る時とかは複雑でした。決勝当日の午前中には、4年生の岸本(英陣)と小池(大佑)と山崎(浩介)を自分が誘って、神社へお参りにいきました。怪我をしないようにと優勝できるようにと、やれることはやろうと思ったんです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください