日本vs北朝鮮 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨
ゲキサカ / 2017年12月10日 4時13分
[12.9 E-1選手権 日本1-0北朝鮮 味スタ]
EAFF E-1選手権の男子が9日、開幕し、日本代表は味の素スタジアムの第2試合で北朝鮮代表と対戦し、後半アディショナルタイムの劇的決勝点で1-0で競り勝った。
以下、試合後のハリルホジッチ監督会見要旨
●バヒド・ハリルホジッチ監督
「少し運も味方したが、いい勝利だった。相手がしっかり形を整えて守備していたので、ハーフタイムに『真ん中でビルドアップしようとすると、相手にカウンターのチャンスを与えてしまう』と話した。『ビルドアップで引っかけられるのであれば、もっと裏を狙え』と。あまりにも未熟な形で戦った部分もあったが、最終的には勝利したので、結果は良かったと思う」
─勝利以外にポジティブなところはあったか。
「いいゲームをした選手たちもいる。特に若いキーパー(中村)がいろいろな場面で解決策を見つけてくれる姿を見せてくれた。それはいい発見だった。伊東もボールを持ったら仕掛けて相手を抜いていくことができていた。そういう選手がチームにプラスをもたらすことができる。1対1で相手を抜ける選手は多くない。初めて代表でプレーする選手も少なくなかった。多くの選手が不在なので、つくっている段階の途中のチームだ。相手はベストメンバーだった。ポジティブなことは少なくない。最後まで意欲的に、焦らずに我慢強くプレーできたと思う。相手がかなり低い位置でしっかりしたブロックをつくっていたので、プレーしにくい状況だった。背後へのボールを要求していたが、背後でもらう動きも少し足りなかった。それぞれが自分のクラブでやっているプレーをしてしまった試合でもあった。もっと前を向いて、背後を狙わないといけないと選手には要求していた。特に最前線の選手たちのプレーがあまり効果的ではなく、相手のディフェンスの良さを目立たせる結果となってしまった」
─ハーフタイムの指示が実行できなかったのは、指示がうまく伝わらなかったからか、選手に実行する力が足りなかったからか。
「選手の習慣を変えるのは難しい。例えば日本は横パスが多く、背後を狙う選手が少ない。プレースピードが足りなければ、決定機をつくることはできない。非常に低いところでブロックを形成する相手の罠にハマった部分もある。低いブロックでボールを奪ったあとのパスの質も高かった。日本代表では見られないほどの高いテクニックを持っている選手もいた。この日本代表がさらにいいプレーができるかどうかは私自身も分からない。プレースピードを上げようと要求するのは簡単だ。今野や井手口にももっと前を狙っていこうという要求をしていたが、前で受ける形もできていなかった。金崎はクラブと同じようにサイドに流れる動きが多かった。この試合ではもっと中央でプレーすることを要求していた。ただ、一回話したからといって、その習慣を変えることは難しいと思う。
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