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日本vs北朝鮮 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年12月10日 4時13分

 つまり、我々が準備したこと、出した指示がすべてゲームで出ていたわけではない。強調して出した指示もあるが、そこがうまくいかなかったところもある。今日は結果が良かったところも見ながら続けないといけない。もっといいプレーができると私は期待している。彼らが一緒にプレーするのは今日が初めてだ。最後の30mのところでいいパスを出せる清武タイプの選手が今日はいなかった。システムを変えることも行ったが、システムを変えることで出てくる影響もある。今日の代表のプレーはスピードが遅かったし、横パスも多かった。前線の選手もあまり背後を狙わず、引いてきて足元で受けるシーンが多かった。背後を狙う動きには連動が必要だが、連動を持たせることは簡単ではない」

─緊張関係にある北朝鮮との対戦だったが、試合に影響はあったか。
「我々は政治の話をするために、ここに来ているわけではない。このサッカーの世界で友情や信頼、喜びといったものを伝えたいと思っている。選手たち同士も握手していたし、私も相手チームと握手した。私はサッカーファミリーの一員であることに誇りを持っている。少しおかしくなっているこの世の中で、我々はこの社会の中で最も良い部分を見せる世界にいる。それは喜ばしいこと。我々は友情や喜びを伝える。欧州でもアフリカでも日本でも、どこでもライバル意識はある、私はスポーツ面のライバル意識を持って戦っている。政治は関係ない。今日の試合はデュエルで激しいものがあったが、スポーツに反するものはなかった。両チームとも称えたい。我々の政治に対する答えは、このピッチで見せた姿だ。時間をともにする、ともに戦うということだ」

─中村や伊東以外に評価できる選手はいたか。
「先ほど中村の名前を挙げたが、評価すべき内容のプレーだった。これが彼にとってのデビュー戦だった。伊東も今回が初めての招集だった。彼の仕掛ける能力や抜き去る能力など、サイドで違いを生む姿を評価したい。初めてプレーする室屋や阿部、高萩や谷口など、彼らはもともとチェックしていた選手たちで、知っている選手たちだが、こういった試合でもっと(力を)出せると思う。井手口も最後に貴重なゴールを挙げてくれたが、試合中、戦っている姿は我々が知っている姿と比べると疲労があったように思う。今野はしっかりしたプレーを見せてくれたが、クラブではセンターバックとしてプレーしている。初めて集まって初めて一緒にプレーするチームなので、あまり厳しい目で見るべきではない。代表に初めて来ている選手も少なくない。例えば室屋は5、6回、不要なファウルをしてしまった。アピールしたい中でのファウルだったと思うが、未熟さも出てしまったと思う。しかし、どの選手も2試合目ではより冷静に、よりよいプレーを見せてくれると思う。不運なことにケガで離脱した選手もいる。彼らが残っていれば、より質の高いサッカーを見せられたかなと思う。ただ、今招集している選手が今日見せたゲームより良いゲームを見せられたかどうかは私も確約できない。

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