1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』 :Tomorrow Never Knows(柏レイソル・小池龍太)

ゲキサカ / 2017年12月29日 22時38分

 自身初挑戦となったJ1でのシーズンについて尋ねられ、「まだやり残したことが多いですし、自分的にはタイトルが取れなかったので、そこを来シーズンの課題として、結果という所を求めてやっていきたいです」と口にした小池に、「満足は行っていない感じですか?」と続けて聞いてみると、「満足行っていない訳ではないです。1シーズン通してケガしなかったとか、ベースの所は自分なりにノルマは達成しましたけど、そこで自分というものがどれだけ確立できたかとか、数字でどれだけチームを助けられたかというと、出ている試合数に対してはまだまだ物足りないものがあるので、そこは来年自分も強みを出していきたいですし、結果を出せる選手になりたいと思います」と言葉を紡ぐ。

 今後に向けた個人の目標は即答だった。「やっぱり代表ですね。そういう所に一歩踏み出さなきゃいけないですし、今までアンダーカテゴリーも選ばれていない選手なので、そういった所に行くのは夢ですし、目標でもあるので」。先日のEAFF E-1選手権から感じたこともある。「代表を見ていて、J(伊東純也)をもっと引き出せるという自負はありましたね」。日頃からコンビを組んできた伊東が日の丸を付けて躍動する姿に刺激を受けたことで、自分があの舞台でプレーするためのイメージも少しずつ湧いてきている。

「ハリルさんがどういうことを要求しているのかは行ってみないとわからない所で、自分がどういう評価を受けているのかも聞きたいですし、逆に今までどういう理由で選ばれていなかったのかという部分も、自分の課題として見つけられる良いチャンスですし、いろいろなことを聞けて、感じられる所にまず一歩足を踏み入れるということが自分の中の目標なので、まずは選ばれる資格を得たいと思います」。この成長曲線が続いていくのであれば、決してその目標も夢ではない。その期待が前述のカメラマンと同時に口を衝くと、「僕も行きたいですけどね。頑張ります」と言い切った笑顔が、今後のさらなる飛躍を予感させる。

 最後にこれだけは聞いておきたかった。「今シーズンって楽しかったですか?」。すぐさま答えが返ってくる。「凄く楽しかったですよ。レイソルに呼んでもらって凄く感謝していますし、僕はJFLから始まったキャリアなので、こんなに緊張感のある中でプレーできることにも本当に感謝しています。ただ、その分だけタイトルを獲れなかったというのは課題なので、来年はもっと結果的に楽しいシーズンにしたいなと思います」。“課題”と“結果”。この2つが、彼を構成する上で欠かすことのできないキーワードだということは、幾度かのやり取りの中でハッキリわかってきたことだ。

 等々力の激闘から2日後。願ってもないクリスマスプレゼントが、彼と彼の家族にもたらされる。それは第1子となる男の子の誕生。小池龍太。22歳。父となった若武者の2018年が今以上に輝くか否かは、彼自身の飽くなき向上心に懸かっている。

▼関連リンク
SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください