[MOM514]全日本大学選抜FW大橋祐紀(3年)_中大FWが1G1A!! 「目標は1部復帰だけ」
ゲキサカ / 2018年3月18日 22時1分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 デンソー日韓定期戦 全日本4-3全韓国 柏の葉]
得意の裏抜けとトリッキーな足裏パス。全日本大学選抜FW大橋祐紀(中央大3年=八千代高)は1ゴール1アシストの活躍で、大会公式の最優秀選手賞を受賞した。大学トップレベルの選手が集まる中での栄誉に「もらえるということは普通にうれしいです」と素直に喜んでいた。
受賞については試合終了後から予感があったという。「草野(FW草野侑己)とかから『あるんじゃないか』って言われてました。『これで取れなかったらおかしいぞ』って(笑)」。絡んだ得点はチームの3、4点目。いずれもリードを2点差とする“中押し”点だったが、終盤に詰め寄られる展開となったため、終わってみれば大きな2点だった。
ゴールを決めたのは後半14分。中盤でボールを奪ったMF安部柊斗(明治大3年=FC東京U-18)の浮き球スルーパスに対し、一気に最終ライン裏へと抜け出た。「セルビア遠征でも柊斗のパスをもらっていたし、韓国のDFはハイラインで、スピードもなかったので、裏を取りたかった」。まさに狙いどおりの形から絶好のチャンスをつくり出し、右足ダイレクトでしっかり突き刺した。
さらに後半23分、今度はパスで魅せた。PA内でFW旗手怜央(順天堂大2年=静岡学園高)のくさびを受けると、前を向いてドリブルで持ち込むと見せかけ、足裏でトリッキーなリターンパス。「シュートを打ちたかったけど、相手が見えたので」と咄嗟の判断で切り替え、旗手のゴールを導いた。「めっちゃ、ちゃんと置けました」。
それでも満足ばかりの一戦ではなかったという。放ったシュートはチーム最多の5本。その中には決定機も含まれており、「決め切れるところで決め切れなかった」と悔いも残した。しかし、ここでの課題はこれから始まるシーズンで取り戻せばいい。昨季、終盤戦で怒濤の快進撃を見せつつ惜しくも2部にとどまったチームに視線を戻し、「目標はチームが1部に上がること。それだけです」と力強く話した。
(取材・文 竹内達也)
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