黄金期ジュビロ、単身ボカ移籍、最年少J得点王…沖縄SV高原直泰が語る『キャリア』の裏側
ゲキサカ / 2018年4月4日 13時13分
―21歳でのアルゼンチン行きはインパクトが大きかったんじゃないですか。
自分は中学生くらいからアンダー世代で海外に行かせてもらっていたんですね。でも、それはアンダーの日本代表チームの一員として日本人スタッフ・選手と一緒に行くだけ。言葉が通じる者同士で行っていただけであって、この身一つで行くのとは全然違うなと思いましたね。
「自分はもっとできるはずなのにうまくいかない」みたいなもどかしさを学んだというか、それを経験したのは結構よかったと思います。ただ、経済の崩壊というか、(インフレで)自分の契約していた給料が3倍~4倍の価値になってしまった。それでチームにいられない状況になってしまって、日本に戻ってくることになりました。
プレーしたのは半年間だけでしたけど、お客さんじゃなく一選手としてやれたのはかなり大きかったですよね。そういう経験は半年間だけだけど、真剣勝負で行ったというのがあったからこそ、次の年につながった部分があったと思います。
■帰国した翌2002年、史上最年少23歳でJ得点王に
―アルゼンチンから帰ってきての得点ラッシュは衝撃でした。
日韓W杯にエコノミー症候群で出られなかったという反骨心もありましたけど、アルゼンチンでの経験が自分の中で生きたからこその結果だったかなと思います。
―厳しい経験を積んだ若い選手が“覚醒”するというのは一つのセオリーだと思いますが、具体的にどのような経験が衝撃を与えたんですか。
アルゼンチンで学んだのは、彼らにとってのサッカーがどういうものなのかということ。自分の家族、家族といっても親の家族に兄弟の家族、いろんな家族の生活が1人の選手に乗っかっている。そういう中でサッカーをしてお金を稼いで、家族全体を養っていかないといけない。そういう気持ちというか、バックボーンの強さがまず一番違うところですね。日本の選手たちとは。
そういうものが自分にかかっている選手と、ただ単に「上を目指したい」と思っているだけの選手では、メンタル的な強さが違うかなと思います。日本が悪いということでは無くて環境の違いですかね。アルゼンチンに限らないですけど、南米の選手はそういうところが強かったなと思います。
あと、だからこそプレー自体もボールを離さない。ただ、ボカには当時リケルメ(元アルゼンチン代表MFファン・ロマン・リケルメ)がいたんで(笑)。みんなリケルメには何でも預ける。彼なら何でもやってくれる。それが衝撃的でしたね。プレイヤーとしてのすごさっていうんですかね、それを間近で見られたのも良かったです。
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